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『七人の侍』『パラサイト』『1917』をハシゴする。

長野市の映画ラインナップがえらいことになっている。どれも観なければという作品ばかり。
今日は覚悟して三件ハシゴ。

10:00『七人の侍』(グランドシネマズ)
14:20『パラサイト』(長野ロキシー)
17:00『1917』(グランドシネマズ)

なんと豪華なラインナップ。
これは観る。
充実の一日でした。

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『七人の侍』
やっと観れた。
島田勘兵衛(志村喬)が超カッコいい。
雨の戦闘が激烈カッコいい。
つまり、超、激烈カッコいい映画です。
世界中の人が影響を受けるのも納得。

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『パラサイト』
すごくよくできた映画。
すごいと思うし、ラストの絶望がぼくは好きだけど、この作品にアカデミーが作品賞と監督賞を決めたことにびっくり。

『パラサイト』を観た人で、ラストが普通にハッピーエンドだったとツイートしてる人がいたけれど、ラストカットは正面からの絶望だと思います。かなり分かりやすく。

全体を貫く骨格に絶望を置いた上で、すごく分かりやすく作っているのに、陳腐じゃないのが『パラサイト』の立派な所だと思います。

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『1917』
圧巻。
きっと世界中にこんな戦争話が山ほどある。
戦争ってたぶんそういうことの塊だ、と思った。


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三本ハシゴして、本当にどれも面白かったのだけど、どれが一番残ったかと問われれば、それは『七人の侍』でした。

ストーリーがとか技術がとかの前に、あの七人がもうぼくの中に入っちゃったんです。くっきりと。

島田勘兵衛、菊千代、片山五郎兵衛、七郎次、林田平八、久蔵、岡本勝四郎。

この名前を並べただけでジーンときてしまう。

約七十年前に撮られた映画なのに、彼らはぼくの中に存在している。

また観たいな。会いたい。と思う。
これってすごいことです。

『七人の侍』やっぱりすごい映画でした。

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