見出し画像

「コンテンツがうまく書けない/書くことがない」というよくある相談。

BtoBのWeb活用で、「コンテンツがうまく書けない/書くことがない」とよく相談されます。


うまく書けない

まず、うまく書かなくていいです。伝えたいのはあなたの文章力じゃありません。ユーザーの役に立ちそうな「何か」です。書けないのはそれが曖昧だからです。誰に何を伝えますか。まずはそれだけ考えましょう。


書くことがない

また、「書くことがない」もよく言われます。書くことがないのではなく、「見つけられていない」が正しい状況把握だと思います。
社内を取材しましょう。営業や開発やサービスの方々の話を聞きましょう。彼らの日常は顧客と繋がっています。どんな業務を、どう実践しているのか。まずはそれを聞き書きするのもお薦めです。


BtoBのWeb活用の目的

製造系BtoBのWeb活用で、「このコンテンツで売る/買わせる」と思って作ると大抵失敗します。Webでそんなことは起きません。目指すべきは「詳しそうだから相談したい」と見込み客に思って頂くことです。
「自社の仕事」をコンテンツにすることで、顧客の態度変容を促す。それがBtoBのWeb活用の目的です。


Web活用を担当するあなたの役割

Webコンテンツにおいて0を100に見せてはいけません。10を10として伝えることが役割です。修行が必要ですが。
Web活用を担当するあなたの役割は美文を書くことではありません。Aという業種業態のプロである「あなたの会社の仕事」を全て可視化することです。最初は1や2でも、書かなければ0です。たとえ稚拙でも、0を1にしたらやはりそれは価値あることです。


書くための修行

書くための修行に最適なのは「たくさん書くこと」です。
苦手だから「うまく書けない」というのは逆です。
「書かないから、書けない →うまく書けない」という流れなので、解決するのは量です。たくさん書いてください。そもそも、ビジネスでは必要なのは「書くスキル」です。うまく書くスキルは絶対条件ではありません。

書けない人のメカニズム

1.「書くスキル」がないから「書けない」というのは逆
2.「書かない」から「書くスキルが身につかない」です
3.「書けない」理由は「上手く書くこと」が目的化しているから
4. スキルが身につく順番は「たくさん量を書く」→「書くスキルが身につく」→「上手く書くスキルが身につく」です
5. それを逆から求めているから「書けない」になる
6. そもそも「上手く書くスキル」は絶対条件ではありません
7. ビジネスで必要なスキルは「書くスキル」です
8.「書くスキル」を身につけるには「たくさん量を書く」です
9.「たくさん量を書く」ための社内環境を作りましょう


「コンテンツが書けない問題」の要因

地方BtoBのWeb活用では、ほとんどの企業が「コンテンツが書けない問題」に行く手を阻まれます。

  • 書き手がいない

  • 書く文化がない

  • 社内評価がない

上記3点がほぼ要因です。

特に厄介なのが、上司や経営層を含め、「書くこと」について正しい理解と知識を持った人が社内に誰もいないことです。でも、口は出す。文句をいう。怖がる。そんなことしてないで仕事しろと言う。そんな会社で、Web活用の核となる「コンテンツを書く人」が育つわけがありません。

もし、地方中小企業の取り組みとして本気でWebコンテンツが書けるようになりたいのなら、まずは下記を社内ルールにしましょう。

書くことの恐怖心を取り除くための10の社内ルール

01. 最初の一年はコンテンツの数で評価する。質は問わない
02. 最初の一年はコンテンツの数で評価する。長さで問わない
03. 最初の一年はコンテンツの数で評価する。成果で問わない
04.「違うじゃないか」「間違ってる」から始まる社内評価は厳禁
05. 修正するときは、まず書いたことを褒めてから
06. 書いた人をちゃんと評価する
07. 書くことを仕事として会社が認める。明文化する
08. 上司の仕事は褒めること
09. 上司の仕事は責任を取ること
10. 上司が率先して「書くこと」に取り組む


書けない地方中小企業のための「10の社内ルール」

詳細は下記のnoteにまとめていますのでご覧ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?