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Web制作会社は何屋さんなのか。

この時代、企業用のWebサイト制作をしていると「自分たちは何屋さんなんだろう?」と思うようになりますよね。Web制作だけでなくMAやSFAの導入、CRM整備なども取り組むことが多くなって。気づいたら「営業活動全体の最適化」をテーマに顧客と話し合ったりしています。もちろんWebと関わり合うことなので何の問題もないのですが。

しかも、「Webは手段です。目的は成果です。公開後からが本番です」と言っている以上、避けて通れない道です(本質的にそうだからどの制作会社も言わざるを得ない)。だって成果を出すならWebだけで完結するはずがない。本当に受注を伸ばしたいならWebと営業活動との紐付けをやるしかない。製造系BtoBにおいては「Webから受注」なんてありません。そんなの妄想です。受注を実現してくれるのは営業部の皆さんです。

Webが営業活動に寄与するのは「種まきをする/良質な相談を獲得する/そのための想起環境を醸成する」の3点です。営業活動の最適化がWebの目的なので。

制作会社だからWeb制作が最初の一歩になるのは当然なのですが、はっと気づくと「営業活動の最適化」に軸足を置いて顧客と深くコミットしている。いや、いいんです。Webが本質的に持っている機能だから。あるべき姿だと思います。ただ、自分たちはいったい何屋さんなんだろうな…と思うわけで。

企業にWebが浸透したのは勿論ですが、外部環境(社会)が高速変容したことでWebの意味と役割がより本質化したことによる現象だと思います。Web "制作" だけではなく、Web "活用" によりフォーカスされていく。繰り返しになりますが、本質的に正しいから制作会社はその輪廻から逃げられない。

そういった状況を把握しつつ、Web制作会社のぼくたちは「いま、自分たちは何屋さんなのか?」を改めて自己発見する必要があるんだろうと思っています。これが難しい。ちなみにまだ発見できていません。ぼくたちはいま何屋さんなんだろうな…

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