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Webは店舗。書くのは仕事。

Web活用において「コンテンツが書けない」という人は多いですが、みんな文章が書けないと勘違いしてるんですよね。書くためには「テーマと対象と構成」が必要なんです。文章はそれらを通過した結果に過ぎません。それがないのに「文章が書けない」というのは空中に柱を立てようとするのと同じです。

設計図も土台もないのに空中に柱を立てようとしてもそれは無茶です。稀に立てられる天才もいますが、企業のWeb活用で必要なのは天才性ではありません。「このテーマはどう構成したら対象に伝わるだろうか」と真摯に考え、何度も試して、学んで獲得していく姿勢です。通常の業務と何ら変わりません。

お客さんから問い合わせがきたら丁寧に返事しますよね。Webコンテンツは基本的にそれと一緒です。

・誰か(対象)の
・悩み(テーマ)に
・分かりやすく(構成)お返事する

あなたの筆力を見せつける場でもないし、社長や上司が偉そうにOKを出すものでもありません。そのコンテンツを評価するのはユーザーです。

それらを全部すっ飛ばして「書くのが苦手」「ネタがない」「忙しくて書けない」「上司がOKしない」という言い訳をぼくはあまり相手にしません。だって、店舗に来てくれたお客様が相談しても同じことを言うんですか。Webコンテンツは店舗での接客と同じです。大切な業務です。

Webは店舗。書くのは仕事。

Webは店舗。書くのは仕事。地方中小企業のWeb活用において、特に経営層の皆さんにこの思考は必要です。経営層が「書くだけだろ」という態度だとほぼ上手くいきません。店舗や接客についてそんな風に言いませんよね?

「Webは店舗。書くのは仕事」毎日朝起きたら復唱してください。そして、自分も書いてください。難しいから。でも、毎日やれば学びになります。上層部が書くようになれば部下も書くようになります。何より、「書くのが当たり前。なぜなら仕事だから」の社風になります。Web活用における地方中小企業の弱点の一つは「書く社風」がないことです。ぜひ。

これは個人でも同じです。企業にとって重要なのが「書く社風」だとしたら、個人にとって重要なのが「書く習慣」です。あなたの問題は「書けない」ではなく、「書く習慣」を持ってないことです。上手く書くとか、コンテンツで成果を出すみたいな目標は「書く習慣」を獲得した後の話です。1年に1度しか釣りに行かないのに刺身包丁の話ばかりしてどうするんです?技術や成果なんて後。まずは習慣。

結局のところ、「書くのが苦手」を克服するには「書くこと」が一番です。裏技や魔法もありません。多くの人が「上手く書くスキル」を欲しがりますがそれは罠です。習慣化が継続を生み、日々の経験から学ぶから上達します。毎日書いて、書く習慣を獲得しましょう。遠回りなようでそれが一番の近道です。
大変そう…と思うかもですが、やればやった分だけ身になるはずです。がんばりましょう。


関連note

書けない地方中小企業のための「10の社内ルール」


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