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書くこと・コンテンツ

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書くことについてのnoteをまとめています。特に、地方中小企業様で「コンテンツが大切だとは思うけれど書くのが苦手で…」という方に向けて書いています。
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2021年11月の記事一覧

書けない大人たち&分かりづらい文章

Webサイト制作会社にいると、「テキストを顧客に書いてもらう」というシーンが日常的にあります。そして、「多くの大人たちは意外なほど文章を書けない」という事実に何度も遭遇します。小説家のような美文を書く必要はなく、「事実を・分かりやすく・他者に伝える」という素朴なことができません。 このnoteでは書けない大人の4パターンと、伝わるテキストのポイントをまとめました。よかったら皆さんの課題解決にお役立てください。 書けない大人&分かりづらい文章の4パターン 書けない大人たち

「迷子の文章」の解決策

この世には「迷子の文章」というものが存在します。 修飾語と接続詞が多いため一文が長いのが特徴です。Aについて書いていたのに、途中からBの話になり、道に迷う文章を指します。一文の途中で現在地が分からなくなり、迷子の感覚を味わいます。 BtoB企業の50歳以上のおじさんに多い印象です。 「迷子の文章」の解決策「迷子の文章」を解決するにはいくつかのポイントがありますが、とにかく読み返すことです。「迷子の文章」を書くほとんどの人は読み返すことなく、書き終わったら完成と思っている

読んでもらうために実は大切なスキル「文章のリズム」

あまり語られないけれど、コンテンツを「読んでもらう」ために大事な要素のひとつに文章のリズムがあります。地味だけどとても大切で。 これは体感的な領域のためノウハウ化が難しく、体得するしかありません。つまり、そのスキルを持っている人のアドバンテージは大きい。すぐ真似できないので。 文章のリズムを持っている人が、そうでないテキストを読むとすぐ分かります。リズムがガタガタで気持ち悪いからです。いわゆる悪文や分かりづらい文章がそれに該当します。 スキルを持っていないと悪文の理由が分

「現場で使われている言葉」で説明できることがWebマーケ支援では大切。

製造系BtoBのZ社様と何度目かのWebMTGしていて、営業部長が「Webマーケやれば営業スタッフの数を減らせるんじゃないか…とも正直思っていたんですが、稲田さんの話を聞いていたら、それは違うと分かってきました。営業活動を活性化させるための取り組みなんですね」と言っていただけてとても嬉しい。 Webマーケティングの役割そうなんです。Webマーケティングは営業を肩代わりするのではなく、営業支援と思った方がまだ分かりやすくて。 営業活動の川上部分をWebマーケで請け負うので、

インデックス能力とコンテクストのリンク能力

Web制作での戦略策定やマーケ支援ではヒアリングをよくしますが、それと同じかそれ以上に「観察」が大切だとぼくは思っています。 観察 →考察 →仮説 →実行→検証 この流れを作り続けるのが重要で。ヒアリングは恣意的な仮説に導きやすいし、聞かれる側も自分の行動を全て言語化できるわけではないのであまり信用していません。インプットとしては大切だけど。 観察についての個人的な感覚観察については個人的な感覚があって、ぼくの場合は「ただひたすら見る/インプットする」が該当します。そこ

どうやったらBtoB顧客にWebコンテンツを書いてもらえるようになるか?

「どうやったらBtoB顧客にWebコンテンツを書いてもらえるようになるか?」がこの一年の大きなテーマだったのですが、限られた体験から見えてきたことがあるのでお知らせします。 学んでもらう→慣れてもらう→宿題を出す→やる気を維持する まとめると、「まずはこちらがバリバリ書いて、WebコンテンツのABCを学んでもらいつつ、成果を感じた営業スタッフ様&部長に日々の仕事からコンテンツ化することを覚えてもらい、慣れてきたら遠慮なく宿題を出し、毎月の集客ランキングを共有してキャッキャ

コンテンツを書くには「一から考えない」が大切。

デザインスタジオ・エルのハラヒロシさんのnoteがとってもよかったので、Twitterで紹介させてもらいました。 上記のTwitterを書いているときに気がついたのですが、ぼくはnoteを読みながら、頭の中で紹介文をある程度作っています。「読む」と「文章を考える」を同時に行う感覚です。 自分にとっては普通のことなのですが、ハッと気づきました。周りにいる「書くのが苦手」と言っている人たちは、何かコンテンツを書く際に「書くために考える」を一からやっているのかも