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【経験者が解説】うつの初期症状」を見逃さないための徹底ガイド


どーも、うつぬけマンです。

うつ経験を歌で伝える講演活動で全国をかけまわり、10年で1万人超の心に寄り添ってきました。

また、私のうつぬけエピソードはドラマのモデルになりました。

▪️「はじめまして」のあなたへ


先日、こんな質問をうけました。

・「うつの初期症状」って、どんな感じになるんですか?

かつて私も、うつの初期症状がわからず、「自分がうつなのか、どうか」が判断できなかったため、受診をためらった経験があります。

今思えば、「もっと早く受診しておけば、うつを長引かせなくてすんだのに…」と後悔しています。

あなたには、私と同じような後悔をしてほしくないので、今回は「うつの初期症状がどんなものか」を“経験者目線”で徹底的に解説させていただきます。

この記事を読めば、「うつの初期症状が、どんなものか」がひとめでわかります。

また、うつの初期症状がわかることで、早めに対処ができ、うつの悪化を防げる可能性を高められます

とはいえ、「うつかな」と感じたら、迷わず、早めの受診をおすすめします。

では、一緒にみてまいりましょう。


▪️うつとは?

うつは、気分の落ち込みや意欲の低下が長期間続く状態です。

「心の風邪」とも言われ、誰にでも起こりうる病です。

しかし、実際にうつを経験した私から言わせてもらうと、うつは「心の風邪」どころではなく、「心の生き地獄」と感じました。

それくらい、うつはしんどく、つらい病気なのです。

そうならないためにも、一刻も早く、うつの初期症状に気づいて対処することが、回復への第一歩になります。

▪️うつの「初期症状」6選

以下に、私が経験したうつの初期症状をあげます。

これらの症状が2週間以上続く場合は、専門家に相談することをおすすめします。

1. 気分の落ち込み

気分が落ち込み、楽しみだったことに興味が持てなくなることがあります。私の場合、大好きだった読書ができなくなりました。文字を読むのがしんどくて目を閉じてばかりいました。このように日常生活に支障をきたすようであれば要注意です。

2. 疲労感

何もしていなくても疲れやすく、エネルギーが湧かない状態が続くことがあります。私の場合、24時間1トンもの鉛がまとわりついているように体が重かった。梅雨明けに感じるムシッとした気怠さがずーっと続く感じです。

3. 睡眠の問題

眠れない、途中で目が覚める、逆に過眠になるなど、睡眠パターンに変化が現れます。私の場合、寝ようとしてもすぐに目が覚めたり、早朝(夜中3時くらい)に目が覚めて寝れなくなりました。

4. 食欲の変化

食欲がなくなる、または過食になることがあります。私の場合、何を食べても砂を食べているように感じました。後から聞いた話ですが、私のように味覚や食覚に変化がでる人は多いそうです。

5. 自尊心の低下

自己評価が低くなり、自分を責めることが多くなります。「自分なんて価値がない」と感じることが増えるのも初期症状のひとつです。私の場合、自分を責めても、責めきれないため、カッターナイフで体を切り刻む自傷行為に及んでしまいました。この状態は危険信号です。

6. 集中力の低下

物事に集中できず、仕事や勉強の効率が下がります。簡単な作業でも時間がかかるようになります。私の場合、お風呂に入れなくなりました。こちらも、多くの人が経験しているようです。

クイーンズランド大学の研究によると、うつの早期発見と治療が、再発を防ぐために非常に重要であることが示されています 。また、自然と触れ合うことがうつの発症リスクを低減させる効果があるとされています。

▪️初期症状に気づいたらどうする?

  1. 専門家に相談する
     うつの可能性がある場合は、早めに精神科や心療内科を受診しましょう。

  2. 生活習慣を見直す
     規則正しい生活を心がけ、バランスの良い食事と適度な運動を取り入れましょう。

  3. ストレスを減らす
     ストレスの原因を見つけ、必要ならば環境を変えることも考えてみてください。

  4. サポートを受ける
     家族や友人に相談することで、気持ちが楽になることがあります。また、支援団体やカウンセリングも利用しましょう。


・私の実体験

私自身、うつを経験した時は初期症状を見逃してしまいました。

仕事のストレスや人間関係の悩みが重なり、気づいた時にはかなり深刻な状態になっていました。

しかし、専門家の助けをかり、生活習慣を見直すことで、少しずつ回復することができました。

その上でポイントになるのは、「周りにサポートしてもらうことは、決して迷惑行為ではない」と知ることです。

助けてもらうことに、ちゅうちょしないでくださいね。

▪️まとめ

いかがでしたか?

うつの初期症状を見逃さないためには、自分の心と体の状態に敏感になることが大切です。

もし、あなたやあなたの周りの人がうつの初期症状に気づいたら、ためらわずに専門家や周りの人に助けを求めてください。

早期発見と早期治療が、健康な生活を取り戻すための鍵です。

この記事が、あなたの健康管理に役立つことを願っています。

とはいえ、「うつぬけ経験者の役立つ情報を、もっと知りたい」という方は、私が書いた300本を超える過去の記事が読み放題になれる『うつねけ大学』にいらしてくださいね。


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