【ニッコリうつの真実】「笑顔が逆効果になる」理由と対策4選

突然ですが、こんなことを感じてませんか？

・本当はしんどいのに、人前に出るとニッコリしてしまう。

実はこれ、何を隠そう、私のことです。

どんなにしんどくても、人前に出ると、ついニッコリしてしまい余計にしんどくなる。

私のような、うつ症状をもつあなは、「ニッコリうつさん」かもしれません。

ニッコリうつは、実際に経験した私がつけた名前です。医学用語ではなく、別名を「笑顔のうつ」「微笑みうつ」とも言われてます。

その笑顔の裏側には、「表情とは真逆の苦しみ」が潜んでいるのです…

どーも、うつぬけマンです。

うつ経験を歌で伝える講演活動で全国をかけまわり、10年で1万人超の心に寄り添ってきました。

現在は、うつやひきこもりの若者の居場所づくりをする団体の理事をしています。

また、私のうつぬけエピソードはドラマのモデルになりました。

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今日は、ニッコリうつさんが作る「笑顔」についてお話ししたいと思います。

これは、私がうつ病と向き合ってきた中で気づいた、とても大切なテーマです。

なぜなら、うつの人は必ずしも暗い表情をしている人ばかりではなく、表面上は普通にふるまえてしまう人もいるからです。

たとえば、職場の上司や、お客さんに会うとき、本当は心が苦しいのに無理して笑顔を見せることがあります。

そのため、周りから理解されづらく、サポートを受けにくいため、どんどん、うつが悪化してしまいます。

「周りに心配をかけたくない」という強い気持ちが強いため、笑顔を作って本当の自分を隠そうとする反面、ニッコリうつさんは、笑顔が心に与える恐ろしい影響を知らない場合が多いです。

私も、最近になって「作り笑顔」(フェイクスマイル)の恐ろしさを知ったので、忘れないうちにシェアさせていただきます。

この記事を読めば、「ニッコリうつさんが作る笑顔が逆効果になる理由」がひとめでわかります。

また、「ニッコリうつさんのフェイクスマイル対策」を知ることで、無理に笑顔を作ることなく、ありのままの自分で生きるようになれます。

では早速、みてまいりましょう。

▪️笑顔が「逆効果」になる理由

結論から言いますと、気分が落ち込んでしまうからです。

笑顔は、一般的にはポジティブな効果をもたらすものだと言われていますが、その効果は「笑顔の理由」によって変わります。

自然な笑顔、つまり本当に楽しいときの笑顔は、脳に「今、楽しいんだ」という信号を送り、気分を良くします。

一方で、無理に作った笑顔は逆に「本当は幸せじゃないのに、無理して笑っている」(フェイクスマイル)と脳に伝わり、ストレスを増やしてしまうのです。

香港科技大学のムホパディヤイ博士の研究によると、自分の気持ちに反して笑顔を作ると、逆に気分がより落ち込むことがわかっています。

つまり、本当は悲しいのに笑顔を作ると、心がもっと苦しくなってしまうのです。

ニッコリうつさんは、「周りに心配をかけたくない」という強い気持ちがあるため、無理して笑顔を作ろうとしまいます。

しかし、これが続くと、自分の中で「本当はしんどいのに、無理して笑っている」という認識が強まり、ますます気分が落ち込む悪循環に陥ってしまう。

では、どうすればこの悪循環から抜け出すことができるのでしょうか？

実際に、私がとって楽になれた対策を4つ、ご紹介させていただきます。

▪️ニッコリうつさんの「フェイクスマイル対策」4選

1. 自分の気持ちを素直に受け入れる

まず、自分の気持ちを素直に受け入れることが大切です。「今日はしんどいな」「無理に笑わなくていいんだ」と自分に言い聞かせてください。自分の感情を否定せず、“そのまま受け入れる”ことで、心が少し楽になるかもしれません。

2. 信頼できる人に話す

次に、信頼できる人に自分の気持ちを話すことです。友達、家族、病院の先生、カウンセラーなど、誰でもいいので、あなたの気持ちを理解してくれる人に話してみましょう。「実は最近、しんどくて…」と素直に話すことで、心が軽くなります。

3. 無理に笑顔を作らない

無理に笑顔を作ることをやめましょう。自然な笑顔が出るまで、無理に笑顔を作る必要はありません。心が元気になれば、自然と笑顔も戻ってきます。自然な笑顔ほど美しいものはありませんよね、

4. リラックスする時間を持つ

リラックスする時間を持つことも大切です。趣味に時間を使ったり、散歩をしたり、好きな音楽を聴いたりして、自分の心を癒しましょう。リラックスすることで、ストレスが軽減され、気分も少しずつ良くなります。ネイルアートやぬり絵アートなど、リラックスしながら熱中できるものも効果大です。

▪️まとめ

いかがでしたか？

今回は、いろんなうつの中でも、「ニッコリうつ」の真実についてお話しましたが、これは決して珍しいことではありません。

私もかつては、無理に笑顔を作っていました。しかし、自分の気持ちを素直に受け入れ、周りの人に助けを求めることで、少しずつ心が楽になってきました。

もし、あなたが今、同じような状況にいるなら、まずは自分の気持ちを大切にしてください。

そして、「無理に笑顔を作る必要はない」ことを覚えておいてください。あなたの気持ちを理解してくれる人は必ずいます。

少しずつでも、自分を大切にすることで、きっと心が軽くなれる、と信じてます。

今回も、最後までご覧いただきありがとうございました。

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うつぬけマン

参考文献：「図解ストレス解消大全」(堀田秀吾著、SBクリエイティブ)