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身の回りにある魔法について。自己紹介4

こんばんは。
夜は冷え込む山梨県のとある民家のこたつからお送りしております。


誰から見ても強運であるということ

電車に遅れそうな時電車が遅延し私より後にホームに到着する。
屋内にいるときは雨が降って外に出るとやむ
予約したいちご狩りが満員でキャンセルになっていたはずが、農園の方がメッセージを送り忘れていて入れる。
車に2回轢かれるが無傷

など毎月毎週いろんなラッキーが私に訪れます。
これはもうなんかラッキーの神様が私相手にこんなのはどうだ!
あんなのはどうだ!とお試し会を開催しているレベルです。

人間関係の運にも多く恵まれ私は周りの人がいなければ、今こうしてこたつの中からnoteを更新していないだろうなと思います。

私は勉強がとても苦手でした。
勉強には暗記がつきまとってくるだろうと思います。
私はイメージできない分野における暗記がとにかくできないという特徴を持っています。

つまりどういうことかというと
数学の数式が覚えられませんでした。
物理の式も覚えられませんでした。

例えば酸素がO2で水がH2O
という単語だけでは覚えられないのですが、

このように図になっていると簡単に覚えられるのです。

数学は困ったことに図では覚えられないので
テストの点数も低空飛行。2回危ないテストがありました。

看護学校では図で覚えられるものも多かったのですが暗記の純粋に量が
多すぎて図にしている時間はなく、留年。

詰んでしまった。と大きく絶望しました。

しかも理由は大好きなバンドの解散ライブを見に行ったことで
再試届けを提出し忘れたことでした。

でも今思えば再試も受かってなかったようにも思うので
学費を出してくれていた両親には本当に申し訳ないけどもう一年学校に通わせてもらいました。

でもその一年で遊びとアルバイトは全力でできて実習もふらふらになりながらも、何とか生還し何とか国家試験まで辿り着きます。

正直テストは一夜漬けタイプで国試もほぼ一夜漬け
看護学校で出会った親友と優雅にディナーに出かけたあと会場近くのホテルでレビューブックを1冊丸々読み聞かせてもらいながら覚醒と睡眠のはざまを行き来していました。

結果はなんと合格で、読み聞かせの内容がほとんど出ていて
ああ私ってラッキーだな。
と思いながら問題を解いていました。

友人ももちろん合格で、晴れて看護師になるのでした。

大好きなおじいちゃんおばあちゃん、お疲れ様でした。

看護師は憧れで小学生からの夢でした。
夢が決まる時の話↓

しかし治療しても再入院、退院してもまた再入院。時間の経過とともに
緩やかに悪化し、天国へ何人も送ってきました。

自分のためとなると妥協してしまうのに、人のためになら努力できる性格で患者さんの問題解決に熱中して仕事をしていました。

その分あの終末期のケアは正解だったのだろうか、苦しくなかっただろうかと、思い悩み眠れない日々を送っていました。

器用ではないので怖い先輩に怒られることも多かったのですが、先輩が言う通りだったのでしっかり受け止めて少々病みがちだったと思います。

そんな時支えてくれたのは、楽観的で明るい同期でした。
彼女は伸び悩む私に「一年目にそんな誰も完璧を求めていないよ」と言い放つのでした。
「お前も一年目だろうが!人生何周目なんだよ!」
と思い爆笑して涙が引っ込んだ更衣室での会話でした。

彼女は容量がよく私なんかよりもずっと仕事ができる、他人の行動をよく観察して模倣しながら自分の実力に変換できるような人でした。

だからこそ誰よりも患者さんの話に聞き入り、頭を悩ませながら時間を消費している私の看護を見ていてくれたのだと思います。

同期が彼女で本当に良かったと思います。
急性期病棟で看護に熱く患者さんの安楽のために情熱的になれる先輩たちの
熱心な指導を受けて充実した看護師ライフを送ることができるようになっていました。


しかし、退院してもまた入院してしまう現実に自分は何のために看護師をやっているんだろうというしょうもない悩みを抱えるようになり、長年受け持っていた患者さんを天国に見送った後、もうダメになってしまいました。

私は重たい体を持ち上げながら、徒歩15分の距離なのに車で通勤し退職までは何とかやれるだけの仕事はして優しい仲間たちに見送られながら大好きだった病院を去って行きました。

手を握るだけで和らぐ痛みがあること、言葉一つで心に傷がつくこと
誰が指名したわけではないのにいつも周りに助けてくれる人が集まること
世の中には不思議な魔法で溢れているなと、思ったそんな期間でした。

#自己紹介 #自分 #仕事 #看護師

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