物事の「方向性」と「壁」と「崖」
なんらかの物事を進めなければならないけれど、上手く進められないことがある。
誰しもが経験したことがあるんじゃないかと思う。
物事の「方向性」
平原の真ん中に立っている。地図はない。
彼方には、地平線と、森と、山が見える。
食べ物は森に多くありそうだ。
高台に登って見回すと人里が見つかるかもしれない。
さて、どの方角に向かおうか?
「進むべき方向」は、あなたの現状において「どのような目的を持つか」によって大きく変化する。
その方向があなた自身のものであればよいが、会社に勤める場合はこれが不透明なことも多い。
あなたの会社やあなたのチームには「方向性」があるだろうか。
物事の「壁」
進むべき方向性が決まれば、その方向へ向かって歩みを進めていく。
進んでいくと何らかの障害にぶつかるだろう。
多くの人は「壁にぶつかる」と言う。
うず高くそびえる壁は、あなたの行く手を阻む。
行きたい方向に進むことができない状態になってしまう。
眼の前にある、物理的な壁をどう乗り越えるのか、どう破壊するのか。
障害を排除する手段は様々ある。様々な手を試しながら、きっといつかは前に進む事ができる。
物事の「崖」
進むべき方向性が決まれば、その方向へ向かって歩みを進めていく。
進んでいくと何らかの「崖」に出会うこともあるだろう。
深く切り立った崖を前に、あなたに何ができるだろうか。
破壊できないものを前にしたときに打てる手は、正面から向き合わずに回り込むような「回避」を選択せざるを得ない場合も多い。
障害の捉え方
何らかの障害に出会ったとき、それをどのように捉えるかはあなた次第だ。
破壊可能と考えるか、回避するしかないか。
これは要するに「手段を持つかどうか」に依ってくる。
発生した問題を理解し、対処可能であれば回避せずに排除すればよい。
対処不可能であれば回避せざるを得ない。そのような状況は得てして問題解決にならず、回り込むような時間をかけながらも、結局は一時的に影響を軽減することしか出来ない。
日頃から様々な経験を積み、他者の経験から学び、「手段を増やす」努力を怠らずに過ごそう。
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