間違いに気づいたら
先日#つくってみた 仕事を通して、受け取った言葉語録
この言葉を受け取った時の思い出を書きます。
前回こちらで書いた、パン屋さんで言われた言葉、パート2です。
もう数学どころか算数が苦手で。暗算が出来なくて。お釣りの計算ができなくて。何度シフトに入っても、レジが合わないんですよ。
レジのスタッフが交代する度に、チーフがレジの数字の確認をしてくれるんですが、私のレジは本当に合わない。
計算もさることながら、落ち着いて小銭を確認する、ということができなかったのですね。
お客様と対面する緊張感。お釣りを間違えちゃいけないと思う緊張感。同時に商品を袋詰めしたり、お客様からの質問に答えたり、次のお客様を待たせないようにと気遣ったり。レジに立つ人って大変ですよねぇ。
仕事というのはいろんな事の同時進行で、頭の中が常に焦っていて、間違えちゃいけない、遅れちゃいけないと、常に顔がこわばって、焦っていました。焦りからまた間違えて、怒られて、の繰り返し。
もうチーフも見ていられなかったのでしょう(笑)。
間違えても、きちんと謝れば大丈夫なんだよ、と笑顔で教えてくれました。
それまで私は間違えたら叩かれるという環境で育ってきたので(親とか体育会系の部活とかでね)、間違えてもいい、という言葉は、なかなかに衝撃的でした。
……え、間違えても謝ればいいの?そうなんだ……
それから、かなり肩の力は抜けましたが、それでも行動に落とし込むには時間がかかりました。
そもそも間違えたことを自分で認めて謝る、ということがすごくハードルが高かった。間違えたことを認めたくなかった。
高校生なんてそんなもんですよね〜。
でもこの言葉がなかったら、間違えても誤魔化してなんとかしようとする癖がついてしまったかもしれない、と思います。
間違えたことを誤魔化すと、その場は繕えても後にもっと大きい問題になってしまう。間違えたと気づいた時点で、なるべく早く謝ると、その分だけ修正に着手するのが速くなる。修正が速くなった分だけミスの規模は小さく収まる。
自分を守ろうとする為に間違いを誤魔化してはいけない。
お客様の為を思うなら、間違えてしまった時に、きちんと認めて、できるだけ早く対処することが本当に大切。
お客様は30秒待たせるごとに、イラつく気持ちが増幅していくというデータがあります。
間違いに気づいたら、誠心誠意謝れば、大丈夫なんです。
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