見出し画像

♡2023

大掃除が滞っている。気がつけばもう年の瀬。というか最後の1日。読んでくれているあなたがこたつとか、なんかそういうあったかい場所でまるまっていてくれることを願うばかりです。振り返れば、いろんなことがあった1年だったけど。書けることだけ書いて、振り返ろうかなと思います。お正月、ひまでしょ。時間つぶしにでもなればいいなと思って。よかったら読んでね。


とにかく、今年は大学を卒業して。大学のころ好きだった男のことはまったく思い出さなくなった。渦中にいるときはさ、永遠だと思ってしまうでしょ。わかる。でも、違う。過ぎ去ってしまえば、紙よりも軽いものはすぐに飛び去ってしまうから。良い思い出でもわるい思い出でもなくて、だからこそ忘れてしまうんだね。いろいろあったはずなんだけど。いろいろ、とかいう言葉で片付けられるようにもなった。大学、おもしろかったな。卒論というか小説も。文章だけに向き合えた時間はいま思えば(当時も思っていたけど)ほんとうに一瞬で、ほんとうにうつくしい。というとなんだか美化しているみたいだけれど、それでも、うつくしい時間でした。先生がいて、文章のこともわたしのこともずっとみてくれていた。たぶん出会ってなかったら、卒業してから書くとかなかったんじゃないかなあと思うくらい。お元気でいてほしい。あとわたしはとっとと作品をまたつくってはやく先生にメールなりなんなりで送るべき。書かなきゃ、と焦るばかりのまいにちで、でもそれもしあわせなことなんだろうなと思います。先輩とか、ともだちとか。出会えてよかった。分かり合えないひとも居て、そういうのも込みで、良い時間だった。大学は人生の夏休みとかはよく聞く話だけど、わたしにとってはなんていうか、振り返ると夏というか冬休みみたいな時間だった。冬が好きなだけなんだけど。あまいみかんを剥きながら思い出したこと。


そういえば、卒業式終わりに同じサークルの同期と(先述した先生とは別の)先生にバーだとかカラオケだとかに連れて言っていただいた。月のなんとかみたいな店名だったかお酒だったか。はじめてシャンパンを飲んで、なんか大人になっちゃったんだなあ と思ったよ。月のしずくだったかな、月の影だったかな。月の灯りだったかも。わすれてしまった。「仕事なんてやめなさい、つまんないから。」と先生は繰り返し言っていて、うけた。おもしろい先生がたくさん居たな。それが支えだった。いちばんの支えはやっぱり前述した先生なんだけど。カラオケでずっと話してみたかった(これまた別の)先生とお話ができて、なぜか歌を歌ったりしていた。やっぱり「仕事なんてやめときなさい」とぼやかれながら。


大学のあれだけで今日終わりそうだな。まだまだ続くよ。


引っ越しをして、お母さんはえらくさっぱり荷解きの手伝いをして帰っていった。あとから盗み見た母の日記には「子離れ」と黒のボールペンで書いてあって、ああやっぱりさみしかったんだな と思った。母のことは好き。わたしの文章の基盤の基盤は、やっぱり母だと思うから。幼稚園の卒業文集に載っていた母の手紙の内容、すこしぼやけているけれどまだ覚えていたりする。亡くなった母形の祖父についてのはなしだった。すこし大人になって、母のことと実家のいぬのこと。それと祖父祖母のことをいままでよりすこしちゃんと気にかけるようになったと思う。祖母は電話でいつも「悪い男に騙されるな」と言う。それだけはいつも聞き流してしまうけれど。あ、いぬはげんきです。走りまわったり、よく眠ったりしている。来年はもっとあいにかえってやりたい。まるっこくてやわらかいいのち。


引っ越して何ヶ月かは無理やりひとりで過ごしていた矢先、のはなしは省く。わたしだけの宝物だから。振り返りと言いつつ、前半から中盤くらいまでのことしか書けないな。書けないことが多すぎる。明日はね、鍋をするよ。ひとと。毎年憂鬱だった年末が、すこし彩る。かぶの葉っぱみたいな。ああいう瑞々しいかんじで。

腕の傷が治ったころにまた付けてしまう。そんな日々をきみも繰り返したのかな と思うけど、そうじゃないいくつかの日をビーズみたいにつなぎ留めて思い出すのは。つかれるかな、どうかな。泣いてても笑ってても年は越してしまうね。

去年は年越しの瞬間もたしか泣いていて、たぶんひとりで。涙って透明で、やっぱりきれいだな と思ってたよ。涙は血をこしたものらしい。そうぞうできないようなこと、どんどん起きるでしょ。むずいよね、乗りこなせない。ぼんやりでもわらってたらなんとかなるかな ってずっと思ってきたし、これからも思い続けているわたし。泣いて死ぬとか思うときに思い留まる気力を、すこしでもつよく握りしめていたいんだな。べつにそれでなにが変わるとかはわかんないけど。来年も読んでくれるきみと出会い続けたい。そういうものだと思う。たくさん書くからね。

香川文フリ出る予定だよ!あとなんだろう、新刊つくるよ!進んでないけど。大阪のどこかしらのイベントもでる。あえるかな、会えたらわらってくれるかな。溢水という存在を、来年はもっと濃くしたい。がんばりたいよ、だってまだがんばれるから。ひかってたい。きえないように。だからみつめててほしい。そう思う。そう思うよ。

なんかぜんぜん纏まらないんだけど。どうしよう。今日食べたものでも言おうかな。かぶとトマトのお味噌汁と、ほたてをたべました。ひさびさに料理した。かぶは火が通るのが意外とはやい。煮えると、すこし透き通る。なんでかわかんないけど、煮えたかぶをみてすこし感動した。あとおいしかった。


明日もなにか書けたらかくね。今年もありがとう。まだおわってないけど。めちゃすきです、よんでくれるきみのこと。おやすみ。わたしはまだねないけど。まとまりがなくてごめんね。手つないで寝よう。虎はまわってもバターにならない。だからだいじょうぶ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?