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まだ見ぬ仲間たちへ【第2回 日置市100人カイギ】

2024/03/17(日)、日置市湯之元にあるKOBIRA新本社「HARBOR」にて、第2回日置市100人カイギを開催した。

今回は、小平株式会社の代表である小平勘太さんのご協力もあり、アウトレイジばりのかなりツヨツヨな方にゲストとしてご登壇いただいた。

さすが百戦錬磨の方々なので、プレゼンでは会場全体が引き込まれ、かなり刺激的な2時間を過ごすことができた。

参加者のアンケートでは、以下のような感想コメントをいただいた。

・日置市には、こんなに面白い人たちが集まっているんだ!ということを実感できました。また、交流会でも初めましての方と交流して次に繋がるような話もできるなどとても楽しかったです!

・10分という凝縮された時間ですごい濃さのお話が聞けて、自分の価値観がアップデートできました。

・刺激をたくさんもらいました。普段生活していたら出会えないような方々とお話しできて貴重な経験をさせていただきました。

・自分が起業をする上でとても参考になった 。

・職種もイベント参加の経緯も、意気込みも全く異なる人達が思い思いに登壇者のプレゼンを聴き、それについて思い思いにディスカッションできる空間が良い。

・ひとりひとりのポテンシャルが高く、そして、お話がとても心に沁みました。自分の人生をよりよくしていこうと、さらにチャレンジをしていこうとも思えました!ありがとうございました!

・初対面の方と話をする時に司会やスタッフの方にうまく誘導していただいたのでよかったです。お話も大変刺激になりよかったです。

・どの方のお話しも日置市に根ざしていて実現できたら凄いな、楽しそうだなと胸がワクワクしました。

アンケートより一部

小さくとも確実に、火が起きた瞬間だったと思う。「火、起きし街。日置市」というコンセプトをまさに体現できた時間だった。ゲストの方々、本当にありがとうございました。

イベントレポートに関しては、小平株式会社の公式noteの記事が、当日の熱量を丁寧に書いていただいているのでぜひそちらを見てほしい。

そして、運営面の工夫に関しては運営メンバーの1人であるれふとくんの記事にまとまっている。

今回の日置市100人カイギでも、何人もの方がSNS等で当日の感想を発信してくれた。正直これ以上僕が何か当日の様子を追加で伝える余白がないほどに皆さんが発信をしてくれている。
有り難さを感じつつ、僕はこの記事で何を伝えようかを少し考えた。

今日僕は、この記事を、旧友たちへのメッセージの記事としたい。(なお、日置市100人カイギは世代問わず挑戦者を応援するプロジェクトであるが、本記事は同世代向けたメッセージであることを強調したい。)

仲間がいることの嬉しさ

このプロジェクトは今、前述したれふとくん(現:大学院生)の他に、2人の同級生が一緒に動いてくれている。

左:れふと 中央:とも 右:みゆ

このプロジェクトは彼らの力で成り立っている。みんな個性的で愉快な「仲間たち」だ。
そう、仲間だと胸を張って言える。

最近、この「仲間」という感覚をすごく大事にしたいと思っている。友人でも、同僚でもない、プロジェクトが描く未来に自分自身の気持ちを乗っけて手と手を取り合える「仲間」だ。

僕含めてみんな別に完璧なんかじゃない。むしろ欠けてるものが多かったりする。その中で、お互いができることを手繰り寄せながらパズルのピースを埋め、一緒に前に進めている感覚がある。

でも別に僕らは、半年ほど前まで特に深い繋がりがあったわけでもない。同級生だったとしても、何度も会うような仲でもなかった。

それが今や、イベントの運営をしていると「すごくいいチームだね」と言ってもらえる仲間になっている。

僕はこいつらが好きだ。なんでこんな仲間になれたかは正直分からないけれど、30になった年で、久々に会った旧友と志が重なり、一緒にプロジェクトを動かせていることが、とてもとても嬉しい。

親友が一歩前に踏み出す瞬間

第2回の日置市100人カイギでは、街を代表する社長陣の中に、ひとり同級生を送り込んだ。

僕は彼をたく、と呼んでいる。

たくは小学校からの幼なじみで、中学校では同じ剣道部として研磨し合った仲だ。今は彼は東京の建築事務所で建築家として活動している。

昨年の11月から僕は東京から鹿児島に拠点を移し、noteやSNSで発信をしているのだが、それを見てくれていた彼が声をかけてくれた。

「いつか、鹿児島でも拠点を持って活動していきたいけど、ちょっと相談していい?」

そんなふうに久しぶりにメッセージをくれて、僕は嬉しくなった。「仲間がまたできそう」って。

一度オンラインで話しながら気持ちを確認して、「それなら今やっている日置市100人カイギに出てみない?」と誘った。

「そこで、やりたいことを宣言してみようよ。きっと興味を持ってくれる大人はいるはず。」

そこから、どんなプレゼンにしていくかを色々と話しながら当日に向けて準備をしてもらった。

でも、彼のプレッシャーは並々ならないものだったと思う。だって、並びの人たちが著名な社長・副社長という中で、ひとり「まだ何者でもない人」として立たされるんだから。

そして、当日。

たくは、ちゃんと自分の思いをその場で言葉に出来た。他の4人の百戦錬磨のプレゼンの後の大トリで、たぶんめちゃくちゃ緊張したと思う。でも、その中でちゃんと伝えられた。
同級生であり運営メンバーであるともは、なぜか泣きそうになったと誇らしそうに話していた。

通常の仕事が死ぬほど忙しい中、よくここまで準備してくれたと思う。きっと参加者で、描いた未来にワクワクし、興味を持ってくれた人はたくさんいたはず。

ともと最後の片付けの時にこんな話をしていた。「なんかさ、たくが描いたプロジェクトがいつか形になった時、今日の俺らのイベントがきっかけだったんだぜって言いたいよね笑」って。

僕らが今やっていることは、黒子となりながらも誰かの背中を押すことなんだと思う。新しく何か挑戦したい、街に関わりたいと思った時、Uターンをして新しいことを始めたいと思った時、僕らくらいの年代の人だとなかなかその街に溶け込んで自分の居場所と役割を見つけることは難しい。

だから僕はそんな人にとっての「繋げる人」になりたいと思っている。人と人を。人と街を。

僕は、彼が描いているプロジェクトを一緒に進めたいと思っている。それはただサポートしたいというわけじゃなくて、僕自身が描いていたやりたかったプロジェクトとも重なるから。やるからには僕は本気でやりたい。

次は「覚悟」の段階。たく、死ぬ気で動く腹が決まったら、連絡してね。ちゃんとプロジェクトとして動かしていこう。

まだ見ぬ仲間たちへ

こうやって今、旧友たちと仲間として再会できることがとても嬉しい。僕はやっぱ、ずっと仲間が欲しかったんだと思う。学生の頃に、ありのままの自分を肯定できなくなって、コミュニケーションも下手くそで、勝手に孤独になっていたあの頃の原体験が深く胸に残っている。だからこそ今の状態がとても嬉しい。

各々力を少しずつつけてきて、今30代へ。ゴールデンタイムに突入してきた。これからは僕らの世代が軸となって新しい何かを生み出していけるはず。きっとこれから怪我もたくさんするかもしれないけれど、僕らは何だって挑戦できる。

まだ見ぬ仲間たちへ。少しでもこの記事で何か感じるものがあれば、声をかけてくれると嬉しいです。

一緒に未来の話をしよう。

イベントを終えた同級生3人

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