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身長差よりも笑いのツボを優先した逆身長差夫婦の話(夫:160cm、妻:170cm)

僕は身長160cm。妻は身長170cm。いわゆる「逆身長差夫婦」である。見た目で例えると、濱田岳さんと菜々緒さん。auのCMの金太郎と乙姫だ。

まあ、例えで言ってみたものの、妻はオトちゃんほどの威圧感はない。むしろ穏やかな方だ。二人とも穏やかなので平和に暮らしている。

付き合う相手の身長を気にする人もいると思うが、僕らは全く気にしていない。身長がどうであれ、楽しいから一緒にいる。妻の面白いところが好きだから。僕のツボをしっかりおさえて、かなりの打率で笑わせてくる。

観葉植物を買った時の話。
ホームセンターで買ってきた「パキラ」という観葉植物に、妻が名前を付けた。

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「この子は、パッキャオだね」と。なんだ、その発想は。
パッキャオからどんどん水が抜けていく様子は、減量中のボクサーにしか見えないじゃないか。
ドーピングになるかどうかビクビクしながら、僕はパッキャオに栄養剤を注入している。

「AR絵文字カメラ」というアプリで遊んだ時の話。
これは、写真を撮ると、自分そっくりの3Dアニメーションが生成され、アバターができるアプリだ。
動画を撮ると、自分の動きに連動して、アバターも動く。
僕が動画を撮ると、画面の向こうの妻は、全力でソーラン節を踊りはじめた。家の中でやる全力のソーラン節は、もうそれだけでおもしろい。

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妻のダイナミックなソーラン節にアバターがついていけず、腕が絡まったポーズでフリーズした。
申し訳なさそうな困り顔でフリーズするアバターを見て、面白すぎて涙が出た。

オムライスにケチャップで「夫」と一文字だけ書かれたときも笑った。

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そこは愛の言葉じゃないのかよ。卵に続柄書く人いないよ。
夫に食べさせるオムライスに「夫」と書ける、そのセンスに嫉妬した。

食べ物の味を伝えるとき、「これは白い味がする」「ウエ、わき毛の味じゃん」などと、絶妙によくわからない例えをする。
そのたびに、僕は「いや~わからんな~」と言う。松本人志さんの「すべらんな~」と同じテンションで。独特の感性をもっている妻は、一緒にいて全く飽きない。まさにスルメ味だ。(この例えはよくわからないよと妻からツッコミ入れられそう)

ぱっと浮かんだだけでも、僕はこんなにも妻に笑わされている。妻も僕と笑いのツボが似ているので、僕のツッコミで笑ってくれる。お互いに笑わせあいながら、暮らしている。なんて健康なんだ。

もし、僕が「自分よりも身長が高いから、相手にされないだろう」とか思って、妻のことをあきらめていたら、今のこの生活はない。

身長で付き合う相手を判断するのは、もったいないんじゃないかと言いたい。170cmない男子は眼中にない、とかね。

理想の見た目があるのはわかるけど、「面白いと思うことが同じ」とか、そういう根っこの部分の方が大事だと思う。

あと、逆身長差夫婦の楽しみでいうと、こんなのもある。
洋服のサイズがほぼ同じなので、クローゼットを共有できたりする。だから、一緒に服買うのが楽しい。その日の気分で、妻の服を借りたりできるのが地味にいい。
「彼氏の服借りたら、おっきくて…」みたいなのは一切ない。ジャストジャスト!

金ちゃん(160cm)と乙ちゃん(170cm)ぐらいの身長差だけど、何にも気にしてない夫婦もいるんだなあと、誰かの励みになったりしたら嬉しいと思ってます。
以上、玉手箱を開けたぐらいの年齢になっても、このまま仲良くいたいと思っている逆身長差夫婦の話でした。

結婚した日の話

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