人の目が気になる豆腐メンタルママ

こんにちは。いむれです。

先日、
久しぶりに家族で電車に乗ったときのこと。

斜め向かいにママと座っていた
3歳くらいの子どもが、
突然ぐずり泣き始めました。

そのママは慌てて子どもに
「泣かないで!」
などと声をかけて
なだめたりしていましたが、
子どものごきげんは戻らず。

コロナ禍でマスクをしていたこともあり、
斜め向かいからどう声をかけようか
迷っていたところ、
親子は次の駅で降りていきました。

タイミングを逃したこともあり、
電車の中に残されたわたしは、
そのママの姿に過去の自分を
重ね合わせていました。

もしも私のように
メンタルが弱いママだったら、
どんな思いでいたでしょう?


子どもの態度にオロオロする豆腐メンタルなママ

わたしは子どもが小さい頃、
主人の仕事の関係で地方に住んでいました。

地方で車移動は当たり前ですが、
たまに電車やバスに乗って
主人と子どもと一緒に
買い物へ行っていたのです。

うちの子どもは比較的笑顔で、
電車やバスの中でもニコニコして、
笑顔を振りまいていたので
「可愛いね」と言われることも
しばしばありました。

しかし、子どもはいつも機嫌がよく
笑顔ばかりではありません。

眠いときや自分の思い通りにいかなくて
機嫌が悪いときは、
ぐずったり泣いたりすることも
しばしばあります。

豆腐メンタルママのわたしは
電車やお店の中で子どもが泣きだしたら、
他の人の迷惑にならないか
気になって仕方がありませんでした。

電車に乗っているときに
子どもが泣き出したら、
すぐにジュースやお菓子、
おもちゃなどを与えたり、
抱っこをしたりして
なだめていました。

それでもダメな場合は
途中下車をしてホームで
子どもが泣き止むのを待つこともありました。

わたしは
「ファミリーレストランでは
多少子どもが泣いても気にしなくていい」

と自分に言い聞かせていました。

でも、泣いたりぐずったりすると
「どうしよう。
うるさくて迷惑をかけていないか」

とオロオロしていたのです。

人の目が気になって外出できなくなる

あるとき、
子どもと私の2人で
電車に乗って出かけていたとき。

電車に飽きてきたのか
子どもがぐずり始めました。

いつもは主人もいるので
夫婦でなだめたりしていたのですが、
今回は自分ひとり。

「自分ひとりで子どもをなだめなくては」
と思ったら、心細さと不安から、
オロオロしてしまいました。

こちらの動揺が子どもに伝わったのか、
ジュースやお菓子、おもちゃでもダメ。
抱っこしてもダメ。
泣きやみません。

ふと周囲の人を見たら、
目が合い、その視線から
「うるさい」「早く静かにさせて」
と言われているよう
で、
うるさくて迷惑をかけていると思い、
さらに申し訳なさが募ってきました。

冷静に考えれば、
きっと心配してみていたのかもしれません。
でも、その時は責められているようで、
つい子どもを強く叱ってしまいました。

もちろん、
子どもは泣き止むどころか
輪をかけて泣きます。

私もきつく叱った罪悪感にさいなまれて、
自己嫌悪に陥ってしまったのです。

そのことをきっかけに、
子どもが突然ぐずったり泣いたりして
周囲に迷惑をかけたくないとの思いから、
電車やバス、お店などへ出かけるのが
億劫になってしまいました。

外に行くときは車で。

ファミリーレストランで
子どもと外食をすることもせず、
テイクアウトやスーパーの総菜を買って
自宅で食事をする日々が続きました。

気持ちを割り切れるように

そんな日々が続いているうちに
「いつまでこんな生活を送るのだろう」
「外食はいつできるのかな?」
と考えるようになったのです。

他の家族がファミリーレストランで
子どもと一緒に外食をしているところを見て、
子どもがたまたま泣いていないだけじゃん!
と思うようになりました。

さらに
「子どもは泣くのが仕事」と思い、
ある程度うるさくても仕方がない
と認めることにしました。

それでも子どもがうるさくしているときは
周りの空気を察し、車両を移動したり
途中下車したりすることもありました。

しかしその場合も
「私や子どもが悪いのではない。
子どもが泣いたときに、
たまたま電車やバスの中にいただけ」
割り切れるようになったのです。

今までは子どもがぐずりだしたら、
すぐにジュースやおもちゃを与えて
オロオロしていました。

それからは、ぐずっている子どもに対して
「どうして泣いているの?」
「何が嫌なの?」
と理由を聞く余裕ができました。

それでもぐずったり泣き止まなかったり
するときは、電車やバスを降りて
気が済むまで泣かせてあげることにしました。

「子どもが泣くのは当たり前」
と理解しているはずなのに、
自分の子どもが泣いてしまうと動揺して、
泣いている子どもを叱ってしまう。

そのとき周りにいた人も
「うるさい」「早く静かにさせて」
と思ったかどうか定かではありません。

「ママ、降りるよ」
突然、呼びかけられはっとしました。

電車の座席から立ち上がり、
ドアに向かいました。
その時の子どもも今年で26歳になります。

マスクで声をかけられずにいましたが、
もしもあの若いママが私のように
気にしていたとしても、
いつか気持ちが割り切れる日が来ますように。

その経験をしたお陰で、
メンタルが弱いママのいむれは
気になる気持ち」を手放し、
少しメンタルが固くなりました!


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