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「た」竹内まりやと東北道と・・・

 今回は下世話な話を切り売りパートで多分にしますので、そういうの苦手な方は竹内まりやさん(以後敬称略)の項で終わりにしておいてください。

ものすごくざっくり、バイオグラフィーを書いておくと、

島根の名家の三女さんが留学経験を経て、音楽へ傾倒し、そしてあれよあれという間にアイドル歌手の旗手たる役目を経た上で、山下達郎と結婚後も楽曲提供など音楽活動は止むことなく今なお現役のミュージシャンと言った感じだろうか。

ここらへんを参考にしていただけると当時のシーンがわかるかと

ポップクイーン

 竹内まりやについて、正直なところ母親の車に乗るとかかっている音楽のイメージがずっとついて回っていた。なので、ここから竹内まりやの曲をディグっても大体聴いたことがあるのだ。不思議な感覚だった。なんとなく聴いてはいた。しかし、前傾姿勢になって聴こうとすると魅力が溢れてくるのだ。今日の一曲はこちら。

アーバンなサウンドに乗せて、都市の愛の冷たさを歌った歌詞は秀逸。シティポップのお手本のような一曲であり。ものすごい再生回数を誇る。もう一つ同じように曲だけの動画があるが諸々合わせれば1億回は超えるだろう。

日本の音楽ってこんなに聴かれていたのかと日本人だからこそ驚いた瞬間である。アップされた、2017年ころからにわかにこのシティポップ再燃は来ていた。テレビ番組でシティポップのレコードを探しに来た外国人旅行者が特集されたり、現代のバンドでも彼ら彼女らのフォロワーがシーンを築いてきた。

そして、シティポップのキングと言えば、山下達郎だろう。そのクイーンとして竹内まりやは燦然と輝き、今なお輝きを増しているのである。こんな不思議な現象の最たる例として昨年2020年に起きた、一つの曲からたくさんの国を巻き込んだムーブメントを紹介しよう。

まよなか の ドア が こじあけられた !!

 2020年末、「ああ今年も終わりか、たくさんの曲に出会ったがここから今年を彩る曲が現れたりするんだよなあ」と考えていた頃、Spotifyのランキングで急に伸びてきた曲があった。

松原みきの真夜中のドアと言う曲だ。

2021年1月1月19日現在、Spotify上でも2300万回近く再生されている。

ことの発端はインドネシアのユーチューバーの方のカバーから

なんとも現代的なアレンジとともに、まさかの日本語での歌唱。そしてイントネーションもほぼ完璧となっている。アニソン的なストリングスの使い方もものすごいジャパニーズミュージックへの愛を感じる一曲である。

ここから日本のシティポップの眠れる虎がみんなから再認識され始める。11月末頃から、12月末頃までほぼずっとSpotifyの全世界、そしてアメリカのSNS等で流行っている曲のランキング(Viral Top 50)で常に一位をこの曲が飾ったのである。こんな曲は今の所日本の曲でありそうなのはNjabesくらいだろうか。それについては「ぬ」のときに。

嘘だと思うのならばローマ字表記で「matsubara miki」と検索してみると良い。知らない国の人達が僕らの国の知らない曲について熱く語っているのだ。こんな逆転現象、熱くならざるを得ないわけである。そして、私もこの曲に猛烈にハマった。一日のうちに10回以上は聴いていたし、毎回再生回数が一日で100万回以上増えていく様子を見て、成長期の子どもを見守るようににこにこが止まらなかった。

これから、日本の音楽が好きだという外国人のスタンダード・ナンバーになることは必須だろう。是非、日本人だからこそ聴き逃さないでほしい一曲です。

残念ながら、松原みきさんは亡くなっている。しかし、この音楽のうねり、そしていい音楽が再認識されるというこの現状を見ればきっと笑ってくれることだろう。彼女の音楽が彼女の想像以上の人に届き、伝わったのである。表現者としてこんな幸せなことは無いだろう。R.I.P.

切り売りパート 東北道とラブホテル

 急に下世話な項になってすみません。反省してます。だけど、書きたかったんです!

こういうシティポップの曲を聞いていると移動手段として使われるのって多くが車であり、ハイウェイを走っていたりしますよね。そんな、高速道路での思い出を一つ。

高速道路で一番通ってきた地方の道路といえば圧倒的に東北道だろう。家族でスキーに行っていたりと親しみが深い道路である。

あれは高校生の頃だろうかあることに気がついた。(なんかIC近くなると変な建物が多くないか、、、)と。この察しは正しくすべからくが地方のラブホテルであったのだ。そこから私はこの地方に点在する個性満点のホテルたちに魅了されていく。この、高速道路沿線になるラブホテル、いくつかの魅力分けられる。

モニュメントがすごいパターン

多分埼玉、群馬あたりだったと思います。最近できたと思うのだがラブホテルの上をジンベイザメが泳いでいるモニュメントがあるのだ。

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調べてみるもんですね。あった、あった。元々はココナッツリゾートという埼玉の住宅街のどこにそんなリゾートがあるのだという建物が最近リニューアルしたらしい。ご覧になりたい方は大槻あたりで見てることをおすすめする。このジンベイザメ動くらしい、、、、

変な名前パターン

少し北へ移動しよう。場所は栃木。みなさん御存知の通り栃木に海はない。しかし、ここにはあるのだ「エーゲ海」が。

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U字工事のネタでも有名だがこれが毎回高速道路から見えてくるのだ。ああ、栃木に来たなと感じる一瞬であり、誰にも共感を得られないだろうということからここ8年位ずっと感じても押し黙ってきた。

建物自体がモニュメントのパターン

栃木も那須のあたりであっただろう。画像で分かりづらいが下りの車線からよく見える船のような建物があるのである。

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ちょうどこのあたりで軽い渋滞があるせいなのか、この船もこびりついて離れない。ちなみに船舶の名前はサンタ・マリアであります。

陸地に難破した船はどうやらねんごろになる場所へと変わり果てたようです。

こんな風にちょっとした風景でも切り取ってみることで変に面白さが増してくるというのが地方の持つ味というやつだろう。ちなみに私の大学の近くにも恐ろしいくらいボロく、名前もターンベリーというイメージが付きそうでつかないというなんともアンニュイな名前であった。

取り上げればきりがないのだが、どんどん自分の検索履歴が「〇〇 ラブホテル」に汚されていくさまを見るのが辛くなってきたのでこの辺にしておきます。

では、また。

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