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最高の組み合わせについて語ります。 -SIGMA fp + Voigtlander NOKTON Vintage Line 50mm F1.5 Aspherical II VM SC- 【レビュー】

こんばんは、さいです。

今から1年と少し前にSIGMA fpを購入しました。
ちなみに、人生初のフルサイズカメラです。
レンズはVoigtlander NOKTON Vintage Line 50mm F1.5 Aspherical II VM SCという名称が大変長いレンズを1年ほど愛用しています。
きっかけは皆さんご存知この動画です。

記事の最後にこちらの組み合わせで撮ったRAWデータを配布しますので、ぜひ最後まで読んでいただきたいです。

この高級感と所有欲を満たしてくれそうな神レンズの佇まい。

これはカメラ、、なのか??
今でも見ていて惚れ惚れするほど美しいカメラ。

この1年間、このカメラといろんな場所でスナップを撮ってきたので早速レビューしていこうと思います。

総評

LVF-11(液晶を拡大するファインダー)をつけたfpの撮影体験があまりにも良すぎたため、心の底からスナップが好きになりました。
軽薄な言葉かもしれませんが、同価格帯では類を見ない圧倒的なコスパの良さがこのカメラには凝縮されています。
まるで中判カメラやLeicaのカメラで撮っているような気分で1枚1枚しっかり撮ってるという感覚がありました。(使ったことはないけれど)
一方で、カメラ自体の癖が強い点でも孤高のカメラだなと思いました。

LVF-11を覗いた中身

撮れる画

フルサイズカメラで2400万画素という一般的なスペックを持つSIGMA fpですが、普通の画が撮れます。
これは決して批判しているわけではなく、スチール特化のフルサイズカメラや中判カメラのような凄みのある写真に並ぶほどの写真性能はこのカメラにはないということです。逆に、APS-Cセンサーに劣っているわけでもありません。普通なのです。
1つ特徴を挙げるとするならばシャドウのデータが豊富でハイライトが飛びやすい点が他のカメラとは異なっているように感じます。

空や花びらの明るい階調ではなく、葉の部分のシャドウで表現します。

撮影時はとにかくハイライトが飛ばないようにアンダーで撮影しています。

凄みがない分、日常を写すのが得意なカメラとも言える。

動画性能

SIGMA fpは12bitのCinemaDNGという特殊な規格での撮影が可能です。
何言ってるかわからないと思うんですけど、とにかく規格外の色数で綺麗な動画撮影ができるという認識で大丈夫です。

グレーディング前
グレーディング後

写真じゃん!!!
と思ったかもしれませんがこれはムービーの切り抜きです。
そうなんです、写真と遜色のないクオリティで色編集ができる激やばカメラなんです。しかもこのクオリティが動くのですから信じられないですよね。

グレーディング前
グレーディング後

横浜を一望

あまりにも色が良すぎる。

CinemaDNGは写真とほとんど遜色がないため、人物の動きをしっかり撮影したい時にスチールではなくムービーという選択ができることに強みを感じます。

夜の撮影

このカメラの特徴のひとつにデュアルベースISOという仕組みがあります。
端的に言うと、ISO100の写真の次に質の高い写真を撮れるのがISO640で撮った写真ということです。

公式サイトより引用

そのため夕方以降の撮影でも活躍するカメラでした。
また、fpは手ブレ補正のないカメラではありますが、電子シャッターなのでシャッターによるブレはないです。50mmのレンズの場合、シャッタースピード1/50までは手持ちでブレない写真が撮れます。(個人差はあると思います)

このくらいの時間が大活躍するISO640。

電灯くらいしか光量がないのに肌の質感がよく写ってる。

レンズ NOKTON 50mm F1.5について

このレンズもまた規格外。
現代レンズ特有のシャープさがしっかりあるのに、オールドレンズみたいな味が写る。後付けの味じゃないからこそ生まれるどこか落ち着くトーンがこのレンズの凄さ。
ボケ方は独特で渦を巻く。中心に向かって吸い込まれそうになるときがある。
カメラは普通なのにこのボケ方で深みのある写真が撮れることさえある。
ニッケルモデルは、クラシカルな外装で本当に所有欲を満たしてくれます。
ピントリングは適度な重みがあってクオリティの高さを物語っているかのよう。
高品質で軽量コンパクト、さらには写りの両立ができているこのレンズを手放すときが来るのかは自分でも疑問。
撮って出しではシャープに、後処理で画質を落としたいですって人にはぴったりすぎる一本です。

ニッケルモデルだけやや重いです。(補足)


F1.5は凄みがありすぎる。

肌の質感の良さ◎

密集した背景の草が渦を巻くようにうねる特有のボケ(F1.5限定)

量感を写す。

絞っても完璧

まとめ

ここまでほとんど長所しか言ってきませんでしたが、悪いとこもいっぱいあります。
電子シャッター(ローリングシャッター・フリッカー出やすい)・手ブレ補正なし・本体EVFなし・ボタン少ない・CinemaDNGはSSD必須 などなどなど。
悪いところはいっぱいあってもデザインや設計思想・UIなどの随所に見受けられる並々ならぬこだわりを愛せる、愛したいという人にぴったりなカメラです。

生涯このカメラを手放すことはないでしょう。

最後に

ここまで読んでいただけた方はきっとSIGMA fpの沼に片足を踏み入れていると思うので、僕が両足をどっぷりつけるためにRAWデータを期間限定(実施期間不明)で配布したいと思います。

みんなでこのカメラを、レンズを楽しみましょう。

追記
日々スナップ写真をTwitter(新X)・Instagram等で投稿しています。
是非フォローも宜しくお願いします!

⇩DLはこちらから(RAWデータ)


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