命のかけら 透明なゆりかご(1)
NHKの「透明なゆりかご」の第1話「命のかけら」を観た。
人工妊娠中絶数の多さに驚いた。
そこには命の数だけのやむを得ない理由があったのだろう。
舞台の産婦人科は産まれる命と消える命が交錯する場所。
真逆の医療行為がなされる場所。
特殊な場所。
そこで働く人々の気持ちは複雑なのではないのか?と気になった。
望まれた命で「おめでとう!」と言ってもらえる命と、そうではない命が存在する場所なんですね。
登場する赤ちゃんは本当に可愛いかった!
守られなければ生きていけない存在。
無条件に可愛いと思ってしまったが、歓迎されない赤ちゃんもいるんですよね。
「輝く命」と「透明な命」という表現の対比に、根源的な寂しさを感じた。
命とは何なのだろう?
命とは誰のものなのだろう?
まだ1話目だが、答えがない問いを考えさせられるドラマだった。
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