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【びわ湖ピッチ2022 特別ブース】メタバース・デジタルツイン体験レポート

こんにちは。インパクトラボのLuminとNAYUです。

先日、守山市内で行いました「びわ湖キャリアチャレンジ2022 ・びわ湖ピッチ」に合わせ、同会場マリオットホテルにて、インパクトラボ・メタバース事業部が行う「メタバース・デジタルツイン体験イベント」を開催いたしました。

当日は特設ブースを設営し、来場者の皆様、ピッチ登壇者の皆様にVRChatを活用したメタバース体験会や、ピッチ会場を模したワールドでのデジタルツイン・記念撮影、そして新たな取組としてアバターを介した生徒・学生支援システムのプロトタイプの紹介を行いました。

メタバース・デジタルツイン体験会

特設ブースでは、Meta Quest2・PCVRの体験貸し出しを実施。

イベント開始前・休憩中・終了後の時間帯に、会場の方々にMeta Quest2を利用し、当日のびわ湖ピッチ会場をイメージしたVR空間や、壮大な背景のびわ湖を模した空間を体験していただきました。

弊社所属のVRインストラクターが現地・メタバース内の双方から体験をサポート

当日のイベント終了後は、一山越えて、達成感にあふれるピッチ参加者に、VR上に再現されたピッチ会場を体験していただきました。皆様初めてのVR体験とのことで、非常に興奮したリアクションをいただきました。

ピッチに登壇した高校生たちもVRを初体験

今回のVR会場には、ピッチ会場にも設置されている特設BIWAKOオブジェクトがあり、参加者の皆様は一同歓声の声が上がりました。そして、実はこっち(3Dオブジェクト)がオリジナルで、それを出力したものがステージ上のオブジェと言うと更に驚いていました。

これは余談ですが、皆さん、現実の立ち位置や動き方が現実でのピッチの場所と、VRでの場所がほぼ同じだった事はびっくりしました。

体に染みついて、VR空間まで同じようにプレゼンテーションの立ち位置に着いてしまうほど、頑張っておられたことがひしひしと伝わってきました。

アバターメンタリングシステム(仮)

また展示ブースでは、アバターを介したメンタリングシステム、及びメンタリング内容の可視化・サジェスチョンを動的にAIが行うシステムのプロトタイプの展示も行いました。

本プロトタイプは東京都市大学のグループが発表されている「オンラインコミュニケーションツールを比較し、自己開示の効果を検証 ―VRアバターはビデオチャットよりも素の自分をさらけ出す。―」の研究成果を参考に、実際に学校教育現場で課題となるキャリア相談やメンタルヘルスケアといった生徒・学生のサポートをを行う方法を探るために現在、協力校と共に実証実験を進めております。

[自己開示]外見がユーザーと類似していないVRアバター、類似しているVRアバター、ビデオチャットの順で自己開示が促される。
[自己開示の互恵性]どちらのVRアバターでも形成されるが、ビデオチャットでは形成されない。
[ユーザー自身の認識]参加者の自己開示や互恵性については、VRアバターとビデオチャットで違いがみられるにも関わらず、ユーザーの体験には違いがみられない。

東京都市大学 https://www.tcu.ac.jp/news/all/20220412-41945/

単純にVRを活用するというのではなく、これまで行われていた作業がアバターを介するだけで、新たな価値を生み出す事に魅力を感じました。

アバターでの会話は現実との会話と違い、顔が見えない分話しにくいと思っておりましたが、これだけでとても話しやすくなるという事実に驚きました。特にメンタルヘルスの観点では、人に明かしたくないこと等が多くなる中で、アバターを介した支援が今後、非常に注目されると実感することができました。

また、話している内容がリアルタイムで打ち出されて、重要なポイントや発言がピックアップされる機能も素敵でした。是非実現に向けて、活動していってもらいたいです。


本ブースが出展されたびわ湖ピッチがプログラムに組み込まれた、びわ湖キャリアチャレンジ2022では、随時活動の様子を発信しております。「びわ湖キャリアチャレンジ2022 マガジン」より是非ご覧ください。


本事業は令和4年度 滋賀県起業支援事業 「滋賀県起業支援金」のご支援の元、実施いたしました。


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