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【協賛企業インタビュー】株式会社平和堂|第2回LAKE BIWA TRIATHLON IN MORIYAMA サステナブル・プロジェクト

こんにちは。
インパクトラボの佐藤です。

この記事では、株式会社平和堂の取り組みについてご紹介します。

サステナブル・プロジェクトとは
2022年7月2日(日)に開催される「LAKE BIWA TRIATHLON IN MORIYAMA」は、2回目となる今大会で「サステナブル」というコンセプトを掲げました。そこで、「第2回LAKE BIWA TRIATHLON IN MORIYAMA サステナブル・プロジェクト」では、協賛・協力企業から6社のサステナブルな取り組みを取り上げ、6名の学生ライターが取材、noteで発信しています。


今回お話を聞いたのは、株式会社平和堂 地域共創課の梅本沙都さんです。
滋賀県で創業し、滋賀県を中心に事業展開をしてきた平和堂。トライアスロン大会に協賛した経緯や平和堂の地域共創の取り組み、そして今回の大会で提供していただくお弁当についてお話をお伺いしました。


トライアスロン協賛の経緯

株式会社平和堂は、1957年に平和堂の原点となる「靴とカバンの店・平和堂」を創業して、今年で65周年になります。スーパーやショッピングセンターだけではなく、食品製造やアミューズメント、フィットネスなどのグループ企業の事業を合わせ、人々の生活を支える事業を展開しています。

 地域密着で事業を行いながら、モノがない時代には、モノを流通させることに主眼を置き、人々の生活を豊かにするサービス提供をしてきました。しかし近年、人口減少や技術革新が進み、モノが飽和するようになると、モノを流通させるだけではなく、地域の成長に貢献していくことが必要だと感じ、「地域共創」を掲げるようになりました。

平和堂は、第一回LAKE BIWA TRIATHRONでも大会協賛をされていました。そのきっかけは、守山市からの紹介で、大会主催者の田中様とお話しされたことです。

「選手やスタッフだけでなく、地元の人も喜ぶ大会にしたい。将来は国内外から人がたくさん集まる大きな大会にしたいです!滋賀県はポテンシャルがあります。」
と熱く語られた田中さん。

地域共創を掲げる平和堂として、滋賀の自然を存分に味わえる大会であることや「全員主役」という大会コンセプトに共感したことで、協賛することを決めました。
そんな平和堂は、参加者・大会スタッフ・地域の人々など大会に関わるすべての人の心に残るような大会に少しでも貢献したいという思いで、第2回となる今大会も協賛企業として参加します。

サステナブルと地域共創

平和堂は、事業活動全体でサステナブルな取り組みを推進してきたそうです。歴史的に言えば、1980年「びわ湖の日(7月1日)」が制定された「滋賀県琵琶湖の富栄養化の防止に関する条例」の施行にともない、リンを含む合成洗剤の販売停止、1991年にはお買い物袋(レジ袋)持参運動を行うなど先駆けて進めてきました。循環型社会を目指し、廃棄物のリサイクルや食品トレーの回収など、地域のみなさまに協力を得ながら進めています。平和堂で回収した牛乳パックを使用した「トイレットペーパー」も自社開発しているそうです。

トイレットペーパーのリサイクルイメージ
牛乳パックの店頭回収→再生バブル製造メーカー→トイレットペーパー製造メーカ→平和堂でお客様へ販売→使用済み牛乳パックの店頭回収

 昨今の流れで、サステナブルという言葉を使うようになりましたが、これまでの事業形態が大きく変わったわけではありません。今までも地域密着のスーパーとして地域に寄り添いながら活動してきており、地球規模の課題や地域の課題により密接した視点から現在も活動を発展させています。

特に、地域共創の活動では、まちの一員として一緒に課題を解決していくという姿勢で取り組んでいます。
2020年に始まった平和堂ファームでは、地域の農家さんとの関わりを深め、イチゴ農園の規格外果実などをチューハイにした、いちごチューハイの販売を行いました。地域のコミュニティの中に入ることで、地域の現状を知り、課題を発見し、一緒に解決していきます。

滋賀県産いちごのチューハイ

また、2020年度からは店舗をエリアごとに統括する組織体制に変更し、各店の店長が直接生産者のもとに足を運んで話を聞くなど、販売者自身が、地元の魅力を知り、伝えていくという取組が広がています。


美味しく滋賀の魅力を感じる「びわ湖弁当」

今回、平和堂様からは、大会前日のスタッフのお弁当をご提供いただきます。
近江牛のメンチカツや近江牛のきんぴらごぼう、小鮎の佃煮などメニューには地元の食材が使われています。お米は、環境こだわり米であるみずかがみを使用し、滋賀の自然環境にも優しいお弁当となっています。

また、お弁当の外装は紙素材でできており、表紙にはQRコードがつけられています。このQRコードを読み取ると、大会主催者からスタッフへの感謝のメッセージや、使用される食材の生産現場をイメージさせる「雄大なびわ湖や美しい田畑」の映像を見ることができます。
お弁当を通じて思い出に残る大会にしてもらい、滋賀を好きになってもらいたい。そして滋賀を好きになった人がいろいろな形で、滋賀を盛り上げる活動に参加してくれるきっかけになってほしいという想いがこめられています。

びわ湖弁当

梅本さんは、今回のお弁当開発を通じて、改めて一つの商品が与える「地域規模の課題・地球規模の課題」への影響やつながりの広さを感じたといいます。サステナブルというと環境に配慮した活動をイメージしがちですが、今回のお弁当づくりを通じて、サステナブルを進める新たな切り口を見つけることができたそうです。お弁当という一つの商品をとっても、包装資材の「環境配慮」、地産地消による地域活性、商品パッケージ(QRコードによる映像)を通じた「人や地域のつながり創出」など、さまざまな切り口を再認識したそうです。

また、トライアスロン大会を通じて、社内で環境配慮や商品の与える影響について話す機会が増え、来年に向けてこういうことをしてみたいという話もでてきているそうです。今後の平和堂の取り組みにも注目したいです。

大会参加者に向けて

大会参加者に向けてメッセージを伺うと、まずは、主催者の方、参加者、スタッフ、地域の方々、今回関わってくださるすべての方々に感謝をしたい話されました。
そのうえで、滋賀や琵琶湖の自然を楽しんでもらいながら全員が良かったなと思える大会にしたいという想いを伺うことができました。

今回の取材で、大会を通じて滋賀の魅力を伝えたいという熱い思いがとても伝わってきました。
この大会が、トライアスロンを楽しむことと同時に、滋賀をもっと知り、滋賀をもっと好きになるきっかけになればと思います。

Sustainable Project vol.3「株式会社平和堂」
▪︎ Interviewee:Sato Umemoto(Heiwado Co.,Ltd.)
▪︎ Interviewer,Writer:Ayaka Sato(Ritsumeikan University)


お知らせ

サステナブル・プロジェクトでは、守山で開催されるトライアスロン大会を選手の皆さん、企業の皆さん、地域の皆さんと一緒に盛り上げられるよう「サステナブル」というキーワードを通じて多くの皆様に発信しています。
他の協賛企業の記事も弊社インパクトラボのnoteやプロジェクトHPで順次公開しておりますので、ぜひご覧ください。


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