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もりやまキャリアチャレンジ2021|開催レポート#2【キャリアゼミ】

こんにちは。インパクトラボスタッフの畠 麻理奈です。

今回は、もりやまキャリアチャレンジの第2回、7月25日(日)に行われたキャリアゼミについてお伝えします。

もりやまキャリアチャレンジの様子はこちら

目次
1もりやまキャリアチャレンジとは?
2上原仁さまご講演
3受講生のアイデア発表
4昨年優秀者発表


もりやまキャリアチャレンジは、滋賀県守山市に在住あるいは守山市にある学校に在学している生徒を対象とした、若い世代向け起業家推進プログラムです。本プログラムは、「起業家の集まるまち守山」をキーワードに、若い世代の起業家や将来の起業家を育成すること、起業家を応援する大人・企業を増やすことを目標とした守山市の「2021年度 守山市の将来を支える若い世代の起業家教育推進事業」として実施されます。

前回はキックオフが7月22日(木)に行われ、その際の開催レポートも公開されています。ぜひご覧ください 

本年度は14名の中学生を含む守山在住・在学の学生で実施しております。(現在、15名に増えています。)今回お伝えしているキャリアゼミでは講師をお招きしての講演・参加者のアイデア発表・そして昨年度優秀チームをお招きし、濃い3時間となりました。キックオフではFuture labを使用しましたが、今回はZoomを使用したオンラインで実施しました。

上原仁さまご講演

講師としてお招きした上原仁様からは、「近江商人に学ぶビジネスの心得」をお話ししていただきました。上原様の簡単なご経歴を説明させていただきます。
滋賀県守山市出身。膳所高校・神戸大学卒。NTTに入社し、インターネット事業開発に従事。2006年7月マイネットを創業し同社代表に就任。創業以来15年様々なインターネットサービス事業を展開し、現在はゲーム産業とスポーツ産業2領域のデジタル化を推進するDX企業として業界を牽引。2017年東証一部上場。

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「企業のきっかけになったのは松下幸之助、彼の人を育てていく方針に惹かれた」、と起業をするに至ったきっかけを切り口に、近江商人の言葉を用いてお話をしてくださいました。
さらに、お金を稼ぐのは悪い?良い?・企業にもSustainableさ(持続可能さ)が大切になってくる・そもそも利益とは?といった学生にとっては疎遠で考える機会のないトピックを深掘りして説明してくださいました。ローンチの際に生まれる知恵や情熱の次には価値が生まれ、売り上げや赤字のあるビジネスサイクルをもとに、ビジネスプランの見定めへの重要性も教えていただきました。

高校生が今回もりやまキャリアチャレンジでビジネスプランを構想していく中で、

ビジネスプランを考える上での3つの心得
1.Why this? (なぜこの展開が必要なのか?)
2.Why now? (なぜ必要?)
3.Why you? (なぜ自分がこれをするのか?)

この3つがキーになります。ある程度のリスクを選択して取ることでリターンを得られる、決断は何かを捨てることだ、お金を稼ぐのは良きこと、といった学生の持つ固定観念を変える言葉も多く出てきました。質疑応答では、リスクは至る所にあるがどうすれば見極められるか、など鋭く活発な対話が繰り広げられていました。約1時間たっぷりお話ししていただきました。ありがとうございました。

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受講生のアイデア発表

ご講演の後、受講生がそれぞれのチームごとで構想しているアイデア発表を行いました。上原様からも具体的なフィードバックをいただき、受講生にとっても効果的なアウトプットとなりました。どんなプロダクトを製作して、どんな予算なのか、といったアウトラインから、日本の行政にまで踏み込んだ市場関係について話す参加者もおり、レベルの高さを感じました。すでに実施されている内容のものがある!こうした方が良さそう!など、参加者同士で質問をしあう場面も見受けられ、意欲の高さを感じるとともに成果報告会までの期待が参加者同士で一気に高まったことだと思います。上原様からのフィードバックも、参加者はそのビジネスプランが果たして成立するか否か、最適なサービスをいかに実現するのか、簡単そうに見えて案外難しいビジネスの過程、といったお話を絡めて厳しく、愛のある大人同等の目線でアドバイスをもらっていました。

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昨年度の受賞チームの報告

アイデア発表後は、昨年度実施されたもりやまキャリアチャレンジの優秀チームが昨年の内容と進捗報告を兼ねて発表をしてくれました。昨年の様子はこちらから

WORPからは富岡大貴さん、藤本理玖さん・もりキムからは城越初音さん、谷口こころさんが登壇してくださいました。
彼ら、彼女らが、昨年度のピッチそのものを発表してくれました。参加者には先輩が昨年どのように評価を得たのか、プレゼンテーションの話し方、スライドの技術や情報量、キャッチーな名前のセンス、など、学びが多かったことだと思います。参加者にとって今はまだ考案段階ですが、昨年のピッチ内容でいかに具体的な説明が主な内容、動画や使用例が用意されていたか、これを超えるものを作れるのか、と圧倒された受講生もいたと思います。
終了後には、参加者が昨年発表者に活発に質問をする場面も見受けられました。なぜそのコンセプトにしたのか、違うものではいけない理由は何か、と上原さんが講演してくださった「Why this? Why now? Why you?」 を吸収し、早速活用していました。

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今後のスケジュール

次回は7月27日に対面、Future Labで実施されます。講師に日本政策金融公庫から村上様、永瀬様をお招きし、レクチャーを通してビジネスやビジネスプランに欠かせない、マネタイズや融資といったお金の話を学びます。その後は8月29日のピッチ本番に向けて8月12日の中間報告や各自のブラッシュアップを積んでいきます!乞うご期待!

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