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#008 日常に活かせる?研究者的な考え方①

こんにちは。Wacchiです。

前回の記事で企業研究者について書きました。

今回の記事では、これまでの企業研究者としての経験も踏まえて
日常生活にも使えそうな研究者的な考え方
出来るだけ噛み砕いてお伝えしてみようと思います。

今回は第一弾として、
その1. 問題発見と解決のプロセス
その2. 批判的思考と情報リテラシー
について書いてみたいと思います。

ちなみに、研究者っぽさを出すためにわざと小難しい項目名を付けました 笑
説明はちゃんと噛み砕きますのでご安心ください

その1. 問題発見と解決のプロセス


要するに、
何が問題なのか?をはっきりさせてどうやって解決するか?を考える方法
について説明します。

研究者はただ闇雲に研究をしているわけではなく、
常に解くべき問題を発見して、それを解決するための方法を探っています。

詳しい話は割愛しますが、
何に注目して研究をやっているか、目的をはっきりさせないと、
研究によって得られた結果が正しいのか、間違っているかを検証することができないからです。

具体的なステップは以下の通りです。

  1. 問題を明確にする

  2. 情報を収集する

  3. 仮説を立てる

  4. 実験(試行)を行う

  5. 結果を考察して仮説が正しかったか、間違っていたか、結論を出す

  6. 間違っていた場合は、3. に戻ってもう一度仮説を立て直す

図. 何が問題なのか?をはっきりさせてどうやって解決するか?を考える方法

こんな感じです。

といってもまだ表現が難しい気がするので、日常生活の具体例で説明します。

<具体例>
あなたが体重を3 kg減らしたいと考えていたとします。
でもここ数年間、全く体重が変わっていません。
今回こそは必ず達成したいと決心して、解決を目指すことにしました。

いきなり行動に移すのではなく、研究者的な考え方を使ってみます

1. 問題を明確にする

では、なぜここ数年間体重が変わっていないのでしょう?
<自分自身の問題>
・運動不足
・食べ過ぎ・飲み過ぎ
・栄養価の偏り(糖質の摂りすぎなど)
 ・・・
<自分以外(環境)の問題>
・飲み会に誘われたら断れない
・パートナーが作ってくれる料理が美味しすぎる
・仕事が忙しくて食事に気を遣えない
 ・・・

自分自身の問題ばかりにフォーカスすると、凹みやすいので気をつけてください 笑

今回は、運動不足や糖質の摂りすぎが問題だったかもということにしておきます

2. 情報を収集する

今の時代は情報が溢れているので、 検索エンジンやSNSを使っていくらでも集められますね
(一方で、情報の信憑性については注意が必要なので、それについてはその2の項目で書きます)


「運動不足解消」や「簡単に出来る糖質制限」などのキーワードで調べた結果
ウォーキングやプチ糖質ダイエットなら自分でも始められそう
と思えたので、実際にやってみることにしました

3. 仮説を立てる

仮説、と聞くと小難しく聞こえるかもしれませんが、
要は、「◯◯してみたら、こんな結果になるかも」とあらかじめ予想してみることです

今回は、

① 週に3回、30分のウォーキングをする
② 夕食時だけご飯の量を少しだけ減らす

をやってみたら、1ヶ月で1 kgは減らせるかも
という仮説を立ててみることにします。

4. 実験(試行)を行う

ということで検証開始です。
ここは特に書くことはありません。ただ、仮説の通りに実行するのみです。

5. 結果を考察する

1ヶ月後、結果を見ると・・・

成功した場合: 1ヶ月で1 kg減った! → このまま続けてみよう、となります
失敗した場合: 全く体重が変わらなかった → 仮説を立て直してみよう、となります

6. 仮説を立て直す

立て直す、といっても大きく見直す必要はありません。

例えば、
・1ヶ月だけでは効果がなくて、2ヶ月続けた頃に徐々に効果が出るかもしれない
 → では、もう1ヶ月続けて2ヶ月目の結果を確認しよう
・ウォーキングの時間が短かったかもしれない
 → では、ウォーキングの時間を15分増やして、45分にしてみよう

といった感じで、さらに検証を続けます

いかがでしょうか?

まだ難しい感じがしますか?

ただ闇雲にやるよりは効率的に進められる感じがしませんか?

そもそも、地道に続ける力、やり抜く力がないとこんな検証できないよ!

と思われた方もいるかもしれませんが
考え方だけは少しは伝わっていると嬉しいです

その2. 批判的思考と情報リテラシー


またまた難しい言葉を使いました。
噛み砕きます。

批判的思考とは、
「本当に?」と疑ってみることです
(人に対してこれをやりすぎると、理屈っぽい面倒くさい人になってしまうので注意です 笑)

要するに書いてあることを鵜呑みにせずに
きちんと情報源を確認したり、自分の頭で一度は考えてみて、

「確かにその通りだな」

と納得することが非常に重要です

情報リテラシーとは、
情報をきちんと取り扱える能力(スキル)のことです

批判的思考とも関係しますが、
検索エンジンで検索して、
一番上に出てきたサイトに正しいことが書いてあるとも限りません

信頼がおけるサイトには きちんと引用元(情報源のURLやサイト、書籍、参考文献の名前)が明記してあります

例えば、

情報リテラシーが低いと、信頼を失うリスクがあります

出典:https://cc.cyber-u.ac.jp/column/9273/

のように、文章の後ろに情報源を書いているような形です

「その1. 問題発見と解決のプロセス」の項目で書いた「2. 情報収集」の際には、
世の中に溢れかえっている情報に惑わされないように、
きちんと自分で見極める能力が必要となります

まとめ


今回は、日常に活かせる研究者的な考え方①として第一弾の記事を書いてみました
研究者的な考え方を実践することで

  • 物事をただ何となく進めるのではなくきちんと整理して進められる

  • 世の中の情報に踊らされないようにしっかりと見極められる

  • 上記2つを実践することで問題解決にかける時間が減って効率的に時間が使える

といったメリットがあると考えています

私自身は職業病的にもう体に染み付いてしまっているので、 何も意識していませんが、

研究者的な考え方をちょっと意識してみることで、
もしかしたら、また違った物事の捉え方ができるかもしれません

悩み事が減って、楽しく自由に生きるためのヒントになれば嬉しいです


第二弾も近日中に公開する予定です

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


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