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伝え方 〜中学生に感謝〜

朝、子供を保育園に送る途中、
駅前で中学生2人組に声をかけられました。

話を聞くと修学旅行中、授業の一環として
「地元のPR活動」をしているとのことでした。
周りを見渡すと他にも同じ制服姿がたくさん。
僕は保育園に送る時間を考えながらも、
少しの時間ならとその中学生たちの話を聞くことにしました。

A4サイズのパネルを持ち、左上をリングで止めた資料をめくりながら、
地元の場所、地元の良いところ、お祭りがあることなどを次々に話していきます。
その中学生の一所懸命説明する言葉や身振り手振りに相槌を打ち、
保育園に送る時間のこと、かたわらで歩きそうになる
子供のことを気にしながら話を聞きました。

話の終わりは、説明にあった良いところの写真を見せてくれました。
そして、話を聞いてくれたお礼にとバッチまでもらって、
知らない人に声をかけ、緊張もあっただろうけど、
頑張っている姿を見ることができ、
なんか良い朝だなぁと思いまいした。

でも、彼らの言っていた地元PRの話ほとんど覚えておりません。
印象に残ったのはよく出てきた山の名称くらい。

子供を送った後、僕は広告を作るという生業、仕事病なのか、
会社までの移動中ふと何が悪かったのかを僕なりに考えて見ました。

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(1)時間帯▷朝のラッシュ時間。
今回)どんな人に話を聞いてもらうか?歩いている人を止めてまで話をかけるのは断られるリスクがある。
改善)バスを待っている人を狙いバス停の前。ベンチに座っている少し時間がありそうな人。待ち合わせをしてそうなグループ。

(2)見せ方▷二人組。
今回)ふたりとも同じ資料を持ち、ひとりが資料を見せながら
そこに書いてある内容を説明、もうひとりは同じ資料をもう一人にあわせめくる。ちょこちょこ入ってくる程度。
改善)役割を分担させる。一人は書いていることの重要な部分を話す、もう一人は、写真を見せる。

(3)資料▷読み取る情報。
今回)朝の時間がない中、一定の文字の大きさ。文字だらけの資料。
情報と写真のページが別になっている。
改善)通勤時は読んでいる時間がないので、説明はなし名称のみ。写真を大きく。
リングはなしの紙芝居風にする。伝えたいものを絞り。
詳しく調べられる方法を伝える。相手に渡しても良いものを用意する。

以上のことで、少しは伝わりやすくなるかなと考えながら、
会社に到着。

誰が、悪いという話ではありません。
自分が作っている広告は、その上で、どう伝えるか、どう伝わるか、ちゃんと伝わるか、自分の仕事の重要性、デザインのチカラなど再度考える良い経験だったなと思いました。

読んでくれてありがとうございます。

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