社長とともに、幹部が勉強する
こんにちは。キチナングループの井本健です。
3月に入り、就職活動が活発になってきました。
学生との面談や面接で
「キチナングループさんは、教育がしっかりしている」
ということを言っていただくことがあります。
大変嬉しく思ったので、今回は教育についての考え方について共有します。
潰れる会社、伸びる会社
私は、社会人になり、様々な会社と出会ってきました。
インターン生として働き、社会に出て働き、Uターンして働き、起業して働き。さまざまなところで働き、多くの会社と出会ってきましたが、成長している会社は、例外なく、社員教育に力を入れているように思います。
ただ、教育に力を入れると言っても、力の入れ方はさまざまです。
あなたは、下記の3つのうち、どの会社が伸びると思いますか?
1.社長だけが勉強する会社
2.新人だけが勉強する会社
3.全員が勉強する会社
私が見てきた会社の中で、成長し続けられるのは、
3の「全員が勉強する会社」です。
意外と思われるかもしれませんが、1の社長だけが勉強する会社は、残念ながら、事業が伸びません。
なぜかと言うと、どれだけ社長だけが勉強しても、最終的に、お客様に対してサービスを提供するのは、社員ひとりひとりなのです。
だからこそ、全員が勉強をすることが大切なのです。
当然、社長が勉強しない会社は、論外です。しかし、社長だけ勉強する会社がなぜ、成長できないのでしょうか?
それは、社員がついていけなくなるからです。
社長だけ勉強して、レベルがどんどんあがり、現場との距離が離れていくと、社長の意思決定したことが伝わらなく、実行されなくなってしまいます。
その結果、業績が悪化。更に社長は自分自身が勉強し、現場との意識や知識の差が開いていってしまうのです。
だからこそ、私は社長に就任して、勉強、教育に力を入れています。
当然、これまでも勉強をしていましたが、特に、就任後は、幹部の勉強は重要だと考えて力を入れています。
新人や新卒は、新しく仕事を覚えることが多いので、勉強しなければ仕事になりません。
しかし、幹部になり、仕事に慣れてくると、教える立場になり、学ぶ機会が減ります。
その教える人が、刻々と変化する時代に沿って、日々勉強をして、必要なことを学ばなければ、時代に取り残されてしまいます。
だからこそ、役職が上がれば上がるほど、さらに勉強が必要になると、私は考えています。
上の写真は、京セラ株式会社の元監査役の公認会計士、田村先生に、会計についての勉強会を開催してもらっている様子です。
先生から宿題も出ます。
50歳を過ぎた幹部はきっと、大変なはずです。
四苦八苦していますが、それでも、こうして、一流の講師から学ぶことは、大変刺激になりますし、私が頭ごなしに「こうするんだー!」と伝えるより、10倍、いや、100倍も腹落ちできるはずです。
また、先月は、MQ会計についても、学びを深めてもらうために、幹部には、「利益が見える戦略MQ会計」を配布し、読書感想文を書いてもらってます。
このように、幹部、役員には勉強する場を設けたり、仕組みを作ることで、
最終的に全員が学び、会社として成長することができると信じています。
私は、サッカー少年でしたので、勉強がとても、嫌いでした。
恥ずかしいので言いたくはないのですが、特に、古文と英語がとても苦手で、高校1年の春の最初の試験で赤点を取るほどの成績でした。
そんな私も、社長になり、日々勉強しています。
勉強して、成果が上がれば、楽しくなりどんどん吸収したくなります。
今では、勉強を仕事に活かすことが楽しくてなりません。
だから、同じように、幹部の皆さんにも学んでもらっています。
そして、最終的には、幹部だけではなく、社員全員にも、常に学んでもらっています。
その結果として、キチナングループが、さらに成長を続けられるようになると信じています。
※社内報「あゆみ」を加筆修正
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