男子バレー日本vsイタリアを見て、みんな同じだと思った話
とても悔しい試合だった。
そして
戦う選手たちに心動かされた。揺さぶられた。
このままメダルまで一直線と思った矢先
王者イタリアのプライドがゲームを覆す。
2セット連勝からの5セット目の惜敗。
まさに激闘だった。
寝室で寝ている娘が起きないように
叫びたい気持ちを
必死に封じ込めていた私は
いつの間にか自分の爪が
掌に食い込んで、跡がつくほど。
会場だったら思いっきり叫んでいただろう。
3セット目に帰宅した夫と
いつの間にか手をつなぎ(笑)
久しぶりにこんなに真正面から
「がんばれ!」と叫んでいた。(叫んじゃった)
私ってこんなに情熱的だったんだ。笑
ただこの試合を見て、
自分と同じだ。と安心してしまったことがある。
それは、"みんな緊張するんだ"ということ。
緊張という言葉では全然足りないかもしれない。
私の語彙力ではピッタリが見つからない。
23-23
サーブ権を得たチームの1人が
コートの端に立ち、深呼吸をする。
いつも通り、いつも通り、と思わず声をかけてしまう。
ボールはネットに当たってしまう。
攻めたのかもしれない。
攻めるから、ネットを越えないのかもしれない。
日本のチームだけでなくイタリアも同じくらい
ここぞ、という時のネット通過率は低かった。
オリンピックの舞台に立っていること自体が
その選手達の努力を証明している。
数々のプレッシャーを乗り越えた
想像もできないほどの努力の天才達だ。
その選手達でさえ、緊張しているのだ。
(緊張しているように見えた)
共通点なんて一個もないように見える
オリンピック選手と私。
あ、みんな、同じなんだな。と気づきがあった。
ただ、少し考えてみると
大きな違いもあった。
緊張していることは
100歩譲って共通点かもしれない。
しかし、この状況で「攻める」ことを選ぶ。
これは、私にはできない。
自分が外せばこの局面で点を取られる。
そんなプレッシャーの中で
全責任を背負って翔ぶ。(とぶ)
かっこよすぎるのだ。
日本は48年ぶりの4強入りを逃した。
イタリアに負けた。
これは事実だ。
でも昨日の試合には
世界と戦っているようで
自分自身と戦っている選手たちを見た。
プレッシャーを感じながら
緊張を感じながら
それでも攻める方を選んだ、
強い選手たちを見た。
かっこよすぎた。
私の平凡な日々にも
ささやかな戦うシーンがあったりする。
ここは負けられない。譲りたくない。
諦めたくない。少しはある。
そんな時、昨日の試合を思い出して
あの選手たちの背中を追いかけてみたい。
失敗しないことよりも、後悔しないことの方が
素晴らしいものだと知ったから。
興奮して眠れなかった、
寝不足のまま、書いてみました。
今日はぐっすり眠れそう。笑
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