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期待しながら、期待しない。指示の粒度に気づいた話。

マネージャーや管理職をご経験の方なら
誰もが悩んだことがあるだろう。
部下に仕事をお願いする時のスタンス問題。

最近、行き着いた極論のスタンス(超個人的)
「期待するけど、期待しない」
これについて少し掘り下げて書いてみたい。

私がよくやってしまうのが、
この人はここまでやってくれるだろう。
と勝手に期待して、
想定と違うアウトプットだった場合に、
勝手に落胆する。

この、"ここまでやってくれるだろう。"
と勝手に期待する前に、
相手にどこまで具体的な指示を出すか、
指示の粒度について、
ちょっと立ち止まって考えてみたい。

仕事を依頼する側の責任として、
相手の力量に合わせた(または少し上の)
指示の粒度がある。
指示の粒度をあえて荒くすることで、
相手に「考える」というタスクを与える。
(無意識に与えてしまうこともあるので注意)


指示の粒度

例えば「卵焼きを作って。」とお願いする時。

誰向けの卵焼きか
卵焼きを卵いくつ分で作るのか
その卵焼きをカットする必要はあるのか
お皿に一切れずつよそっておくのか
平皿にセットするのか
甘めがいいのか、
焼き目はつけるのか、、、
あげればキリはないが
「卵焼きを作って」という指示の中にも
たくさんの確認ポイントがある。

※プライベートでこれを確認していたら嫌われる。

ビジネスシーンに置き換えると

  1. 全体像把握

  2. 論点、観点の洗い出し

  3. 誰にお願いするか

  4. どう依頼するか←ここが指示の粒度

ここでその人に合わせた指示を出せるか、
またトレーニングとして少し荒めの指示を出すか
この部分を依頼側が把握しておくことで
"勝手に"期待したり、落胆することが減っていくと思う。

  1. 全体像把握

が、なかなか難しく面倒でもあるのだが
依頼を出す側の責任として、この視点を日々の業務に少しずつ取り入れてみたい。


タイトル回収をすると

期待しながら(求めた以上の内容を)期待しない。

ちょっとドライな考え方かもしれないが
少しだけスッキリした。

みなさんの思考もぜひ!教えてください。


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