見出し画像

「告白」から学んだこと

「告白」は、アウグスティヌスが書いた本だ。
前提として、あんまり面白さを感じて読むことができなかった。
それでも刺さった言葉を残しておく。

学ぶとはすぐ取り出せる状態にすること

学ぶとは、記憶としてバラバラになっていたものを寄せ集め、すぐに取り出せる状態にすること。

すぐに取り出せる状態=アウトプットできるということ。
インプットしたらアウトプットするの無限ループ。
入れてばっかりで、出すことを忘れていないかを確認する言葉。
でも出すには、自分の中に落とし込み、醸成(発酵)する時間が必要だと思う。何もしない空白の時間=ホワイトスペースだ。
最近読んだホワイトスペースという本を思い出した。
何もしない時にしか醸成されないと思う。
何かしていたら、そちらに思考を持っていかれるから。
しかし、この何もしない時間をつくるのが難しい。
それはスマホで3分でも1分でも時間を潰すことができてしまうからだ。
初めは何もしない1分が意外と長く感じる。スマホで時間を潰す、何かをしていないと気が済まない、少しの間でも何かをして埋めたくなるということが自分の想像以上に体に染み付いているということに気付かされた。

順境も逆境もつらい

「まことに、地上における人間の生は間断のない試練ではないでしょうか」
順境の時には逆境がいつくるかわからないことに恐れ、逆境の時には順境を恋しくなる。逆境そのものがつらく、いつか耐えきれなくなる危険がある。

人間の生は間断のない試練ではないか。
そう思えたら、少しは生きるのが楽になるのではないだろうかと思った。
同時に、試練をゲーム?なり何か他の言葉に置き換える=捉え方を変えるのもありだと思う。

この記事が参加している募集

#今月の振り返り

13,418件

今日も読んでくださりありがとうございます!