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2023/01/09 夜ごはん(自炊)

・唐揚げ
・白菜のおひたし
・ひじきのトマト煮
・お味噌汁
しばらく忙しかったりして、自炊から手を抜いていた。久々の一汁三菜。

今日は初の自宅での揚げ物チャレンジ。唐揚げ。
もともと揚げ物をしたくて、秋の終わりに天ぷら鍋を買っていた。けれどなかなか気合が入らず、新年あけて、三連休最終日にチャレンジ。

からっと揚がった!

実際にやってみて、調理工程としては意外と簡単にできるんだなあとは思うが、いかんせん、コスパが……大量の油、もったいないなと感じてしまう。

鶏肉の下処理に手を抜いたせいか、少し味がボケてしまった。
リベンジしたいのはやまやまなのだけれど、少し時間をおいてからになるかな。

たくさん揚がったので、残った分は、冷凍して今週のお弁当にします。

***

私の中で、唐揚げは、ちょっとだけ特別な料理だ。
唐揚げと聞くと、祖母を思い出す。

亡くなった祖母の作る料理の中で、唐揚げが一番好きだった。
祖母の作る唐揚げを超える唐揚げに、私は今まで出会ったことがない。

あの味にはもう、出会えない。
高校生くらいの頃にレシピを聞いたのだが、ちゃんとメモすることなく忘れてしまった。というか田舎のおばあちゃんのレシピだから、全部目分量で、それでメモをあきらめたような気もする。

覚えているのは、腰が曲がった祖母が、それでもキッチンに立って、ボウルに入れた鶏もも肉に、調味料を一生懸命揉みこんでいたこと。
そして、注がれる大量のお砂糖。
大さじ、というレベルじゃなかった、袋からそのままボウルに注ぎ込んでいた。多分何百グラム、という単位。

出来上がった唐揚げは、いつも真っ黒こげで、
甘くて、味が濃くて、でもそれがなにより一番美味しかった。

祖母が亡くなり、作ってもらうことはもう叶わなくなった。
一度再現してみたい、と思いつつ、どうにもあの量の砂糖を使う勇気が出ない。母に話すと、「あの量の砂糖は無理ね……」と、同じことを言っていた。
しかもよく考えると、祖母の住む鹿児島はお醤油も甘かったはずだ。普通の醤油で再現しようとすると、さらに大量の砂糖を投入する必要がある。

うーん、揚げ油の量にさえビビっている私には、まだそこまでの思い切りはできないかも。でもいつか、作ってみたい、幻の味。

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