桜の季節は好きになれないなぁ
いもあんです。桜、咲き始めましたね。
花粉症や気圧の変化で体調を崩す人も多い時期です。
こんなに気温の変化があると
誰でも参ってしまいますよね。
春は1年間にたまった毒を
吐き出す季節でもあるのかもしれません。
桜の季節といえば、卒業・入学・新社会人
など、なにかと区切りのつく時で
なんとなく晴れやかな空気が
あちこちに蔓延している気がします。
学校に行かなくなった当事者や
その家族にとってはより辛い季節です。
晴れやかな顔で入学式に向かう中学生
スーツを着たご両親。
私の子どもは二人とも、入学式には出ましたが
とても緊張して、こわばった顔をしていたように思います。
私も嬉しいというよりは、本当に大丈夫なのか
しんどさをわかってくれるのか
無理強いはされないだろうか
嫌な思いを積んで帰ってくるのではないか
など、マイナスの心配が多かったです。
小学校の卒業式も、二人とも出席しましたが
娘などは6年間、ほとんど思い出もなく
友達らしい付き合いもなく…
なので、涙も出るはずもなく
なんだかな〜
出る意味あるかな〜
とか、思ったりしていました。
担任の先生も
個別で丁寧に付き合ってくれた先生とは
別れが惜しいと
子どもたちも後ろ髪をひかれる様子でしたが
年3回の、何で評価したのかわからない成績表
を渡すだけの先生は
いくら先生が別れを惜しむ言葉を述べられたとて
なんの感情も動きませんでした。
そのような桜の季節を何度も経て
今年の桜はみんなどんな気持ちで眺めるのだろう
ふと、そんなことを思ったりしました。
現在も二人とも
積極的に就職活動をしています。
娘は家を出て一人暮らしをしたい
という明確な目標ができ
そのためにはフルで働かないと
どうせ働くなら
将来自分のやりたいことにつながる職種で
そう思って果敢にチャレンジしていますが
なかなか経験者しか採っていただけないような業種で、180度シフトして
9時17時で割り切って仕事をし
残りの時間をやりたいことに使おうか
とも考えたりして…
でも今時、9時17時の仕事って狭き門だったりするのです。
それでも
1日の大半を費やす「仕事」に使う時間を
有意義なものにしたいと
くたくたになりながら仕事探しをしていました。
「仕事」って、働くって、なんなんでしょうね。
何も考えず、与えられたことをしていたら
なんとなくできることが増えていて
その中に楽しさや充実感も感じられて
自分のやりたいことに繋がっていくのではないか
と思っていたのですが
やる前に考えていることがあったり
与えられることすらなかったり
与えられても
苦しいことの方が多かったりすると
なんのために働くのだろう?
と止まってしまって動けなくなる
そんなこともあるだろうなぁ
とか思ってしまいました。
周りの人間にできることって
話を聴くか、見守ることぐらいしかないのでしょうか。
相変わらず就職活動を続けている子どもたちが
桜が散るまでに
行き先が決まっているといいなぁ。
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