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「妄想文具店、開店しました」

毎晩布団にくるまって眠りに落ちる前には、好きなことを考えることにしています。突拍子もないこと、現実離れしたこと、というよりも実現するかしないかは一旦棚に上げておいて、ああコレいいなぁ素敵だなぁだけで完結する何かを考えます。自分の今の身の上のこともすべて忘れて考えます。時には未来のこと(こういうのしたいなぁ、欲しいなぁ)、時には過去のこと(ああアレよかったなぁ、好きだったなぁ)、などなど。現実(=今)につかず離れずのあたりがちょうどいい気がしております。

そんな妄想タイムに文具はうってつけという話。

脳内で「妄想文具店、開店しました」と呟きながら布団に入るのが最近の習慣です。これをリアルにやっているとイタイ(そして子どもに驚かれる)のであくまでも脳内の話です。妄想は自由ですね。この「開店しました」の一言があるといい夢が見られる気がするんです。こちらの記事のタイトルに「」がついているのは、あくまでも現実ではなく、脳内再生のナレーションを記しているのに過ぎないから。



妄想文具店のルール

妄想のみで開店する文具店なので、品揃えは悪いです。

  1. 好きなモノ・コトを考える

  2. 文具のことを考える

  3. 文具店っていいじゃない

  4. 妄想文具って楽しそう

そもそも、こういう順序で妄想文具店を開店する運びになったので(脳内で)、そこに究極の1つの文具があればそれで充分。その究極の1つの文具をどうしようか店主は悩む……という設定そのものを楽しむのが第一夜。


まずはジャンル別で

文具といっても多種多様で、それが絵の具なのかノートなのか、はたまたマスキングテープなのかでもうまったく別ワールドの話になります。この多種多様っていうのがいいですね。飽きない、尽きない、語り尽くせない。そして現実よりの文具もあれば、妄想をくすぐるファンシー系もあります。
この中からジャンルとしてどの文具を選び出しましょう?これは現実に引っ張られつつ選定します。欲しいアイテム、昨日見かけたアレ、今話題になってるモノなどなど。

そのうち買えるかもしれない(手が届くかもしれない)、そのために下調べもしたい、けれど憧れは憧れのままで……なぁんて揺らぎも楽しみながら。文具カテゴリーそのものを愛でる第二夜。


鉄板ジャンルはインク

今週はインク週間です。繰り返しますがあくまでも私の脳内の話です。そしてこれが週間で終わるのか月間になるのか、はたまた年間になるのはわかりませんが、最近は寝る前にインクのことを考えています。けれどもインクの夢は見ておりません。夢を見たことも覚えておりません。インクの夢、ぜひ見たいものです。そう思って今夜も布団にくるまる予定です。

妄想文具店に合うジャンルとしては、インクのように沼文化があるものがいいのでしょう。空き時間を使って下調べもできますし、なおかつ雑多で正解やランキングがないので。そして活用方法も自由。さぁ、インクとどう向き合いましょうか?沼を俯瞰で眺めながら落ちる第三夜。


欲しい一品を探す

その後はひたすら品定めを楽しみます。ちなみにこの品定めで幾夜も楽しむことができます。インクであれば……

  • どのブランドのインク?

  • 何色から探す?

  • インクで何をしたい?

  • そもそもインクの決め方、集め方ってどうしたらいいんだろう?

などなど。ただし、この後半の項目のように考える要素が多過ぎると(そして買うとか買わないとか現実に近づいてくると)眠るどころではなくなってくるので、なんとなく気になったインクを事前にピックアップしておいて、まだ見ぬ色を想像する程度がちょうどいいことがわかってきました。


覚えることのできない長い名前のインクのこと

ちょっと現実へ。
主にweb上でになりますが、いろんなメーカーのいろんなインクを眺めているうちに「わからなくなる」瞬間が訪れます。種類も情報も溢れすぎていて。
じゃあ今月1つだけインクを買っていいよ、と言われたら私はどのインクを買うのだろうか……?という設定のもと隙間時間を使って時々リサーチしています。これは健康に悪そうだから寝る前にはやらないし、そしていつも結論が出せません。だからなかなか買えません。
買うからには後悔したくないし、究極の1本ともなるとそれなりの理由と縁とストーリーも必要。

……と、こういう背景があっての妄想文具店なんだなぁと思います。買うとか買わないとか、どれが素晴らしいとか有名だとか。そういうのとはかけ離れたところで楽しむ術はないのだろうか……という試み、妄想文具店。

そういうわけで、今は昼間のうちに海外の某有名メーカーのインクをシリーズごとに拝見して(インクの名前がなかなか覚えられない)、その1色ずつを紙に垂らしたときの色合いを想像しながら眠りに落ちる日が続いております。

寝る直前まで画面を見ることもなく、静かに自己完結できて、リラックス効果も高め。この妄想〇〇店の習慣、結構おすすめです。

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お読みいただきありがとうございます!
このnoteはアラフォー農業専従者・2児の子育て中の私、imoえんぴつが農業以外で自分の看板を立てようとして始めました。イラスト・文・グラレコなどを駆使して見える化≒デザインを広く練習中です。文具好きのアナログ人間。子育て・日々の気づき・文具・キャリアチャレンジ・デザインの勉強・イラスト・はたまたnoteそのものについて……などをテーマにnoteを楽しんでいます。


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