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部活の新歓で学年1/3を入部させて部活の危機を救った話を振り返って


私は高校2年生の時、中高一貫のダンス部の接待係の長になりました。

接待係って具体的になにするの〜っていうと来客した方に対しての対応だったり、備品の管理(雑用やん)だったりいろいろあったのですが、、

一番の大仕事は新歓活動でした。

私が高2だった時、体育会ダンス部業界で自分の学校はぎりぎりで生き残っている感じでした。

最大の弱みはダンス部業界の中で圧倒的に部員が少ないこと。

次、高一に上がる中三の部員数はたったの3人。もし、彼女らがそのまま高二になったらたったの3人で、チア、文化祭、その他公演の作品を作り、大会練習の指揮を取り、中一から高二までをまとめあげなくてはいけない。

今まで少なくとも最高学年8人で運営してきたので、このままいくとあまりにも非現実的すぎますし、自分が卒業した後のことでも不安になってしまいました。

せめて、新しい高一の部員を5人は入れなくては、、、


さらに、中学校自体の人気が低くなり、私が中一だった頃には一学年80人(これでも少ない)だったのが、今年の入学者数は54人となっていました、、

人数も大きな影響を与える体育会ダンス部にとっては大きな危機です。

今までは学年の約1/8がダンス部でしたが、それ以上にしなくてはという危機感が私を襲いました。(これでも学年では一番多い) 接待係長としてちゃんと部員を入れなければという責任が肩にのし掛かりました。

そのために、接待係を通して得た部員を得るためのトリセツを実行しました。

それは、

①ダンス部の良い面しか言わない

②笑顔、同じ目線で話し、関係のない話もする

③中学生には、その子の趣味と部活内容を繋げ、楽しさをアピール。高校生には、大学受験に有利ということを伝える。

④見学2回目ですぐに練習を開始させ、次の発表に出るイメージをさせる

といったことでした。

しかし、廊下での勧誘が禁止だったので部活エリアに自ら入ってきた子を逃さないという戦略で、エリアに無理やり引き入れるなどといった評判が下がるようなことはしませんでした。

これらの戦略を徹底的に実践した結果、

新高校一年生 11人 中学一年生 18人(学年の1/3)

を入部させることができました。合計29人と今まで自分が見てきた中で最高の入部者数になりました。(30人入れたら怖い顧問の先生がハーゲンダッツ奢ってくれるっていっていたので、かなり不可能に近い数字だったと思います)

この経験を通して、接待係長としての責任をはたせ、達成感を得ることができました。

中学1年生に関しては、学年の1/3を入れてしまったことで他の部活からは冷たい目で見られましたが、ダンス部の運命のためにごめんなさい、!!っていう気持ちでした。


こうして私は、自分の達成した部活の危機回避に誇りをもってました。

でも、そうじゃないなって最近になって気づいたんです。

続きは次の記事で。


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