【アメリカ留学】小切手の使い方

今回はアメリカのシステムで最も日本人に馴染みがない文化のひとつである小切手について話そうと思います。実のところ,アメリカで生活していると小切手を使うのは月に多くても数回程度で,ほとんど使うことはありません。

小切手の使い方

そもそも小切手とは何でしょうか。小切手とは銀行からもらえる用紙で,この用紙に自分のサインと受取人の名前,それから相手に渡す金額を書いた神のことです。この紙に自分の署名をするとその小切手が有効になり,どんな金額であっても(自分の口座に預金があれば)相手に渡すことができます。小切手は銀行からもらうものですので,アメリカで銀行口座を開いていなければ小切手を使うことはできません。そのためアメリカに滞在し始めたらできるだけはやく銀行に口座を開きに行きましょう。通常,銀行で口座を開く際にはソーシャルセキュリティーナンバー(日本のマイナンバーです)が必要になりますが,最近はいくつかの銀行ではソーシャルセキュリティーナンバーがなくても銀行口座を開けるようになりました。

ところで,小切手はクレジットカードが現在のように頻繁に使われるまでは決済の手段として日常的に使用されることがあったそうです。しかしながら現在では小切手が日常生活で使われることはほとんどありません。ただ,不動産の賃貸料金,ガス電気などの公共料金の支払い,インターネットの接続料金の支払手段としては未だに用いられています。とはいえ,不動産の賃貸料金支払以外は最近はオンライン化が進んでおり,小切手で支払う必要も徐々になくなりつつあります。ということで,アメリカで小切手を使うのは最近では専ら住居費の支払いのみとなっています。

小切手の書き方

小切手の書き方は小切手により微妙に異なっていますが,ほとんどの小切手に必要な情報は,1)サインをした日付,2)受取人の名前,3)支払う金額,4)自分のサイン,です。支払う金額には通常の数字で書く部分と,間違いがないようにDouble checkするために文字で金額を書く部分があります。これらは小切手独特の書き方をするので,しっかりと銀行で書き方を聞いておきましょう。聞き損ねた場合は「銀行名 check」などで検索すれば書き方が出てくるでしょう。

それから一点注意ですが,小切手で間違った支払いをしないように,小切手の束のどこかにメモをしておく欄があると思います。そちらにもできるだけ自分用にメモをとっておくと良いでしょう。さらに最近ではオンラインで銀行口座を管理することができるので,できれば登録しておきましょう。そうすれば,小切手で受取人からお金が引き出された場合,その小切手の情報がオンライン上で確認できますので,確認にとても便利です。

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