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ツワモノ、武器を選ばず。されど好みはありけり【武器の好み】 #2

前回からのつづき。

今回は、近距離戦で特に力を発揮する、SMG(サブマシンガン)についてお話していきたいと思う。

APEXには現在、4種類のSMGが用意されており、全武器ジャンルの中でも最速の連射力を持つ一方、1発の威力が軽めで、拡張マガジンをつけないと十分な装弾数を得られないなどの特徴を持つ。

ただ、現在物資武器になっているプラウラーは例外だ。圧倒的なキルスピードで敵を蹂躙するプラウラーは、物資武器化する前と全く同じ性能で格納された。

ブラウラーが物資武器化されて早半年が経つ。
かつて、あの性能の武器が普通に地面に落ちていたのだから恐ろしいことこの上ない。今考えると、どうしてそこまで流行らなかったのであろうか。

今回は、自分の中でも特に思い入れの深い2本のSMG、プラウラーとR-99についてお話しできればと思う。

今回も最後までお付き合いいただきたい。


1. 《初ハンマーの思い出》 プラウラー

APEXにおいて多くのプレイヤーが目標とすることの1つに、取得難易度の高いバッジを獲得する、というものがある。

2000ダメージ以上を記録した際に得られる、高ダメージ記録バッジ(いわゆるハンマー)や、
フルパーティ3人それぞれが10人以上キルしたことの証であるチームワーク、
1人で1試合に20キルすることで得られる爪痕など、バッジの取得そのものが実力の裏返しとなる場合が多々あるからだ。

バッジの取得によって得られるもので最たるは自己満足であろうが、やはりバナーに高難易度バッジをつけているプレイヤーは、対戦相手に畏怖を抱かせることが可能であろう。

そんな自分も、かつては2000ダメージハンマーを取れず、悪戦苦闘していた時期がある。

2000ダメージを獲得するには、1試合中に複数の交戦を乗り越えねばならず、その中で安定したダメージを出し続ける必要がある。まだまだ実力が足りなかった時期はハンマーバッジなど夢のまた夢で、どうしたらそんダメージが出せるのか方法すら理解できなかった。

そんな中、初めて2000ダメージを取れたのは、PC版移行の直前、シーズン5前半でのこと。

画像1

(Twitterから画像をサルベージしてきたが、どうやらチャンピオンは逃したらしい。何とも締まらない)

この時装備していた武器が、当時まだ地面に落ちていたプラウラーと、中距離の定番G7スカウトだった。

G7でダメージを稼いだことももちろんだったが、プラウラーの連射力でとにかく敵を倒し続けたことが大きく貢献しており、このハンマーが取れて以来、しばらく同じ構成にこだわっていたことがあった。
(Twitterに投稿された動画に寄れば、この画像の翌日も連続でハンマーを獲得しており、この時も全く同じ構成であったようだ。)

ただ、ランクマッチをこの構成で挑んだ記憶はあまりない。当時はまだまだ長物優勢だった時代で、G7や各種スナイパーが猛威を振るっており、自分もそれに則っていたと思う。
(武器構成を試行錯誤しすぎて覚えていないというのが正しいのだが……)

簡単にプラウラーの使用経験を振り返ってみると、シーズン5開催当時、まだボルトが実装されていなかったり、スピットファイアが環境落ちしていた中で、連射力×装弾数を併せ持っていたこの武器はカービンに並ぶ安定感の持ち主だったように思う。

横反動が比較的小さいこと、長い射撃時間のため弾を当て続けることに特化していることなど優れている点は様々あったが、SMGの悩みである弾持ちの悪さはこの武器も例外ではなかった。

物資武器となった今では、弾を途中で調達できないためタイミングが合わず見逃してしまうことが多くなった。
自分にとっては思い出補正もあって、積極的に拾っていきたい武器の1つなのだが、やはりその後の安定感のことを考えると躊躇してしまうのが正直なところだ。

個人的な意見だが、もっと終盤で積極的に補充される武器であって欲しいと思う。クレーバーやトリプルテイクは確かに終盤でこそ強力だが、結局最後は近接武器の出番となってくる。

SMGの交戦距離では無類の強さを誇っているため、今後ぜひ活躍させてあげたい武器のひとつだ。
私としては、通常武器に戻ってきてくれることを願うばかりである。


2. 《上級者の代名詞》 R-99

1度は物資武器に昇格した経験があるほど、かつて近距離武器ジャンルで覇権を握っていたSMG。

それが「R-99」である。

特に初心者時代、多くのAPEX配信者を見漁っていた時期に、多くの配信者が握っていたのがR-99だった。昔は単純にダメージ数も高く、今よりもシールドが割りやすい性能だったこともある。

全フルオート武器中、最速の連射速度を誇るため、短い顔出しでも高い瞬間火力を実現することが可能である一方、撃ち続けた時の反動が非常に強いため制御するのが難しい。

まさに「当てられれば最強」を体現した、上級者向け武器だったのである。

近距離最強格の立ち位置は今でもそう変わっていないが、

・ボルトSMGの実装
・マスティフの通常武器化
・S9におけるEVA-8の相対的強化
・スピットファイア/フラットラインの環境化

など、R-99にとってはあらゆる側面で不遇な環境となっているため、昔ほどの存在感はすでに失われてしまった。

振り返るだけでも懐かしいが、それこそ昔は誰もがR-99を練習していたものだ。自分もその1人であり、いまだにライトアモを拾ってしまう初心者時代の癖が抜けない。それほど昔はR-99を使い込んでいたのである。

しかしながら、結局R-99は自分のものにはできなかったと思っているし、今でさえ「この武器得意です!」といって持つことはできない。現在に至るまで、R-99のリコイルを完全に制御することができないからである。

その点、今ではR-99よりも性能が素直なオルタネーターを積極的に拾うことが多く、特にランクマッチで初動ファイトが避けられない場合、R-99よりも優先してしまうほどだ。

前項でも述べた通り、正面の撃ち合いに関しては、短い時間でいかに弾を当てられ続けるかが非常に重要であり、R-99は上振れに期待しなければならない点で不安定なのである。

今でもR-99はカジュアルで持つ機会があるものの、やはり苦手意識が先行してしまいなかなか上手くダメージを与えることができない。

私が推しているストリーマーの中には、R-99をきれいに当て続ける猛者がおり、やはり1マガジンで敵を倒し切るその様は見ていて気持ちがいい。
R-99には熱烈なファンがいるのも頷ける。その爽快感溢れる射撃音と、文字通り一瞬で敵が倒れるあの感覚は、APEXの疾走感をより助長する原因のひとつであろう。


今回はここまで。お読みいただきありがとうございました。
次回は現在私がメイン武装にしているフラットライン、そして徐々に練度が上がってきた玄人向けマグナム、ウィングマンについてお話していきたいと思う。

「PADでウィングマン?」と疑問に思う方もいるかもしれない。
意外な長所もあるので、ぜひ紹介していきたい。


前シリーズはこちらから!まだお読みでない方は、よろしくお願いします!


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