【雑記】2022/4/5

「祭り」

セケンがなんだか華やいでいる。足元からぽやぽやとした陽の種が、ふんわりゆったりと昇っていく感じ。なぜか。そう、それは春だから。別れ、出会う。ゼロ地点。可能性。
ここ数年ほど感情を潰しに潰し、もはや何も残ってなどいないように思えたが、ここ最近は内なる炎の盛り上がりを感じる。消し忘れのおがくずのような。それがワッと拡がるのも時間のうち。

「沈まず漂う」

とおくをながむ、サと空に浮かぶ宵の星。
 すべてを抱いて、キと見つめるその眼差し。
こちらといえば、底に沈まずただ漂う。
 黒に染まらず白に染まらず、穏やかなひかり。
ああ、なにかが流れゆく。なにかが流れゆく。
 アンカーをくうに打つ者、星に打つ者、
ああ、なにかが流れゆく、流れゆく、

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