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量子力学的身体論 ⇔ 認知行動療法

量子力学的身体論は私の造語と思っていたが、実際使っている人もいるようである。
明確に定義している人はいないが、ChatGPTに確認すると以下の回答を得る。難しいがある意味イメージに近いかもしれない。私の考えを後ほどまとめる。

量子力学的身体論は、物理学の量子力学の枠組みを用いて、人間の身体を解釈する仮説です。つまり、人間の身体が、量子力学的な現象に基づいて構成されていると考えるものです。量子力学的身体論では、人間の身体が、物理的な粒子や波ではなく、不確定性原理に基づく確率波の集合体として表現されるとされています。また、この確率波は、人間の意識や思考とも関係があるとされています。このような仮説に基づいて、人間の身体や健康を理解するための新しい視点が提唱されています。ただし、量子力学的身体論については、まだ科学的な証明がされていないため、科学界の間では議論が分かれています。現在のところ、量子力学的身体論は仮説の域を出ていないと考えられています。

Chat GPT

以下の内容参照

私の考える量子力学的身体論は以下である。

量子論において「観測」問題がある。観測する前は「波」としての性質をもち、場所は特定されず、確率として捉えられる。
観測した後は「粒子」としての性質をもち、どこか一点に収束される。
「観測」問題は「目」だけでなく「耳」や「鼻」や「触覚」などを通して行われ、認知したときに一つに収束する。
観測前後の問題、マクロとミクロの間の解釈は様々あり、現時点でも万人の納得する解釈はない。

1.身体をミクロな集合体として捉え、量子的なふるまいとして研究する
2.観測、認知ということの特徴から、マクロ的な方法により突飛と思える方法でのストレス対処法、さらには人生論、生きていることのとらえ方を研究する

miya99の考え

概要

1については、ジムアルカリーリの本であったり、日本においても量子科学技術開発機構からも鳥には磁力を見ることができるたんぱく質の性質を明らかにしている。

2についての考え方を示したい
観測と認知までの間には隔たりがあるが、それによる「現実のとらえ方」の「収縮」について考えてみたい(妄想してみたい)
お付き合いいただければと思う

観測問題について ~シュレーディンガーの猫~

観測問題についての思考実験が「シュレーディンガーの猫」である。
これは、量子のミクロな世界と、私たちの日常のマクロな世界をつなぐ思考実験である。

ラジウムの崩壊により放射能が出て、それを検知することにより、猫が死んでしまう装置を作る実験である。

ラジウムの崩壊は1時間に50%の確率で放射能が出るとすれば、猫が1時間以内に死ぬ確率は50%である。

このラジウムの崩壊というのが量子の世界であり、観測されない限り「崩壊している確率」と「崩壊していない確率」がどちらもある状態であり、その空間にある猫も同じことが起こっているだろうという不思議な考え方である。

死んだ猫と生きている猫がどちらもありうる状態の空間って何だろう?という感じであるが、観測されるとどちらか明確に決まる。

観測から認知まで

※シュレーディンガーの猫は思考実験であるため、実際には装置を作ることもかなり難しかったり、猫が死んでしまうということもあり倫理的にも難しい。

この装置が目の前にあったときに、猫が「にゃー」と鳴いたら、それは生きていると認知してよいのかということを考えてみる。

観測というのは「蓋を開けて目で見て」ということと思いがちだが、実際の世界では人から聞いたりすることや、目で見えたとしても目が悪くて猫ではなく別の生き物と観測してしまうかもしれない。

さらには目が見えなかったら、蓋があいて目の前にいたとしてもそれは観測したことにならない。ということは猫は「生きている状態」と「死んでいる状態」が重なり合っている状態が目の前で繰り広げられているのか?、不思議な感じがする。

実際の感触としては量子論の方が近い?

実際、目をつむった状態でものを触ろうとすると、不確かな状態というのは実感に近い気もする。

バラエティ番組で箱の中に手を入れて何が入っているかを当てるゲームとかもあるが、箱の中にありとあらゆる可能性が広がっていて、箱の中に手を入れることすら恐怖を感じるのだと思う

量子力学的身体論からみる認知行動療法

以前に、認知行動療法についての考え方を以下に記載した。

どのように認知して、そして行動を変えていくことによって、ものごとのとらえ方を変えていく方法である。

この記事の中で、認知から「行動」「思考」「身体」「感情」にアプローチ方法を整理していた。
もう少し観測すること、認知すること、そしてそこからのアプローチを考えてみたい。

「できごと」⇒『ブラックボックス』⇒「行動」

今回できごとを「シュレーディンガーの猫の死」としてみよう

『ブラックボックス』の中で何が起こるか

  • 身体:視覚情報で見て、脳で認知をする。本当に死んでいるか呼吸していないか体の状態を触覚でも確かめたりする。聴覚でも心臓が動いていないか確認したりする。

  • 感情:悲しみなのか恐怖なのか、恐れなのか、色々な感情があふれ出す

  • 思考:本当に死んでいるのか、生きているなら病院につれていきたい、死んでいるなら、死んでいることは考えたくないが、このままではだめでどうしようかを考える

  • 行動:生存の確認をする、ゆすぶったり、声かけたり、周りに助けを求める

『ブラックボックス』の中でしていることは猫がどんな状態かを確実に観測したい認知したいということをしている。
全身全霊で自分のすべてを使って「できごと」と向き合うことをしている。

完全に状況を把握できることはなく、ある程度の状況把握によって、次の「行動」が決まってくる。

「できごと」の向き合い方

「できごと」が起きても、そのあとも問い続けるだろう。

  • なぜ猫は箱に入っていたんだろう

  • その前にできたことはなかったのか

  • もっと早く箱をあけていれば

  • あんな装置を作ったのは誰なんだ

シュレーディンガーの猫との出会いで、人生が変わる人もいるかもしれない

認知行動療法の量子力学的身体論によるブラッシュアップ

シュレーディンガーの猫の死が起こったときに以下の方法を考えてみる

  1. 「できごと」に対してできる限り客観的事実を集めて、状態を明らかにする、一つにする

  2. 「自分」一人では不安定なので、「書き出したり」「話したり」することで、客観的にも決まるようにする

  3. 「できごと」によって感情や思考が混乱することで「自分」が不確実になるので、「深呼吸」によって「自分」の存在を確実に決まるようにする

  4. 「行動」から「できごと」を明確にする

最初は「できごと」⇒『ブラックボックス』⇒「行動」であるが、
「行動」⇒『ブラックボックスの明確化』⇒「できごとを一つに決める」ことによって、できごとを明確にすることで自身の存在価値も明確にすることができるだろう

量子力学的身体論からの人生アプローチ

様々な出来事が起こり、ときにはあやふやな状態にしておくことも重要であるが、気になることやとらわれている思い出に対しては以下のアプローチをとる

  • 状態を一つに決めるため

    • 「文字化」

    • 「人に話す」

    • 「確実にするための行動をする」

  • 自分の状態を明確にするために

    • 「文字化」したものを再評価

    • 「人に話してもらう」

    • 「行動」に対して振り返る

  • 少しプラスの自分の状態にする

    • 「笑顔」を作る

    • 「体を動かす」

    • しっかり寝る

    • しっかりご飯を食べる

    • 喜ぶことをする

「できごと」に対する共通の事実は「猫の死」である。でも人によって取れ方は様々であり、これによって人生が大きく変わる人もいれば、一つの交通事故死的に通り過ぎていく人もいる。

言いたいこと:自分が感じたことを大切に!


次を担う世代のために、リモート稽古のために空手着や道具作成やリアルな稽古出張のために使います。