戦争を考えること、そして未来
少し前のNHKの番組ですが録画分を観ました。
NHKスペシャル 「Z世代と”戦争”」
・もし日本が戦争に巻き込まれたらどうするか
・なぜ戦争をするのか、なぜ戦争は起きるのか
・戦争を起こさないためにはどうすればよいか
Z世代とはいえ様々な考えを持った人がいます。
戦争となればやはり逃げたい。けど、実際にどうやってどこに逃げるかはわからない。
いざとなれば戦わざるをえない。
などの意見がありました。
しかし、専門家達からすれば、なにも教育訓練されていない人がすぐさま戦いに加わることなどはできない。そういう地盤が無いのが現状とのこと。
また、いざ戦争となると国民には(戦う、逃げるなどの)選択肢がなくなるという意見もありました。
戦争はなぜ起きるのかという問いに対しては、簡単にいえばケンカが大きくなったようなもの。最初は話し合いをするにしてもそこで折り合いがつかなければ力ずくで納得させようとするから。
もっとも、ロシアとウクライナは領土問題が発端ですが侵攻以前には会談で話し合いを行ってはいましたが平行線で折り合いがつかなかったのです。
世界の中での警察の役割をする機関がないからという意見もありましたが、現在の国連憲章の話題にもなりますが、憲章では「全加盟国は武力行為を慎まなければならない」という内容でしかなく、戦争を防止するほどの効力はないという事実も浮き彫りになります。
さて、はやり一番に考えなければならないことは「戦争を起こさないためにはどうすればよいか」ということ。
広島や長崎での原爆、沖縄、北方領土に関しての活動をされている若者もいましたが、できることは戦争の事実、悲惨さを伝えることだと言います。
タレントのパックンは若い人たちに、避け方防ぎ方も考えながら提案・発信をしていってほしいと言っています。
番組の冒頭でもありましたが、10年先はどうなっているかわかりません。
10年前はウクライナのゼレンスキー氏はコメディアンとしてロシアのテレビ番組に出ていたというぐらいですから。
いざ戦争となったらどうするかという思考は持っていたほうが良いと思いますが、一般市民にできることはなかなか無いかもしれません。
残念ですが国の決めたことに従うしかないのかもしれません。
平和を訴えることは大切ですが、これからは平和を維持するためにどうすればよいのか。日本の周辺の国々の動静を知ること。平和を守るためには何が必要なのか。もっと守ることを議論しなければいけないと思っています。
今後の国政選挙の際にはますます国防に関しては重要になるように思います。