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映画鑑賞記録

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映画館、DVD、テレビ、ネット問わず感想を書いています。
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#映画

映画エイリアンを久しぶりに観た

過去に何度も観たけど、いつぶりかわからないくらい久しぶりに「エイリアン」(第一作)を観た。 というのも新作「エイリアン:ロムルス」が公開されるということで、どうやら1と2の間の時代設定とのことなので今一度復習しておいたほうが良いとの情報があり久々に観ることに。 エイリアン1作目は1979年公開。リドリー・スコット監督。 僕は小学生とか中学生の頃に時々テレビで放送されていたので観た記憶がある。 猫やアンドロイドの気味悪さ、エイリアンの恐怖などの記憶があるが、ストーリーに関し

こんな映画もいいなあ「こんにちは、母さん」

先日、吉永小百合と大泉洋主演、山田洋二監督の「こんにちは、母さん」を観てきました。 山田洋二監督の作品はあまり観たことはないけど、良かったなあ。 主人公の神崎昭夫(大泉洋)は大企業の人事部長を務めながら、妻とは別居中、娘(永野芽衣)は家出?、会社の友人(宮藤官九郎)とリストラにまつわるいざこざ、そして実家の母(吉永小百合)が協会の牧師(寺尾聰)に恋してトキめいているというドタバタなストーリー。 面白くて何度も笑ってあっという間の2時間でした。 真面目に仕事やボランティア

ミッションインポッシブル デッドレコニング PART ONE

表題のとおり、ミッションインポッシブル デッドレコニング PART ONEを観てきました。 今回は映像も音響も普通よりもグレードの高い『IMAX』で鑑賞。はじめてのIMAXでしたが、音響は確かに迫力があり(ちょっと音量が大きすぎに感じたけど)、映像も美麗に見えました。 さて、今回で7作目のとなるこのシリーズ、全作品劇場で観たと思うのですが、今回は3時間弱という長編、毎回パワーアップするアクションシーンで迫力のある映像が堪能できました。 とある事前情報では、ストーリーよりも映

映画「怪物」を観てきた

監督・編集 是枝裕和 脚本 坂元裕二 音楽 坂本龍一 第76回カンヌ国際映画祭 脚本賞、クィア・パルム賞受賞 是枝裕和の新作であり、先日カンヌ国際映画祭で受賞ということもあり、早速観てきた。 前半の展開の裏を後半で説明?していく展開が面白かった。 いじめ、モンスターペアレンツ、体罰、教員の事なかれ主義など重いテーマが重なっている。 あと、なぜか生まれ変わり(輪廻転生)の話題も何度も出てくる。 物事は見方次第で異なるということ。 片方の面だけを見るのではわからず、実態はそ

「RRR」エンタメ感が異次元?な映画

映画は時々観るというぐらいでそこまで詳しくなく、人気作だったり、なんとなく映画館に行きたいと思ったときに評価が高いものを観たりします。 さて、この作品「RRR」はインド映画なのですが、インド映画って時々話題になりますが考えてみれば今まで観たことがないように思います。 このRRRはやたらと評価が高く、3時間があっという間というコメントも多く、そこまで言うのなら・・・と興味が出てきたので観てきました。 なんなんでしょうね、3時間あっという間というわけではなかったですが、怒涛

武器は作るのが悪いのか使うのが悪いのか

柳楽優弥、有村架純、三浦春馬出演の映画「太陽の子」をDVDで観た。 太平洋戦争下、日本でも原子爆弾の開発が進められていた。 恥ずかしながらこんな事実を知らなかった。 若い科学者が熱心に研究する姿は美しい。 ただ、それが原爆だとすれば美しいのだろうか。 原爆はそもそもアインシュタインが発明したことが原因と思っていたが、この時期の原子力爆弾の開発状況を考えるとアメリカでなくとも遅かれ早かれどこかの国が核を作っていたのだろうか。 一歩間違えれば、日本が原爆を外国に投下すると

SNSがなければ手がかりが掴めない

2018年公開の映画「serch」をDVDで観ました。 <ストーリー> 幼いときに母親を亡くした16歳の女子高生マーゴット。ピアノの練習や学校の生活を楽しんでいたのですが、ある日突然姿を消します。 兆候がまったく無かった為父親デビッドは動揺しますが、家出なのか誘拐なのか、何かの事件なのかわかりません。 デビッドは、娘の友人をまったく知らないので手がかりが掴めないのですが、探る方法はSNS内にありました。娘マーゴットのPCが家に残っていたのでログインを試みますが、パスワードが

映画「博士の愛した数式」【映画感想】

先日読んで面白かった本「博士の愛した数式」の映画版をAmazonのPrimeVideoで観た。 80分しか記憶がもたない博士と家政婦とその息子の優しい話。 僕は今までの人生であまり小説を読んで来なかったので、どちらかというと原作本がある映画でも原作は読まずに評価をすることが多かった。そういう面では「原作」を読んでから「映画」を観るということは珍しいことだった。 さすがに時間や設定(特にプロ野球観戦)など原作通りでは無いが、オリジナルに変えつつ約2時間の内容でうまくまとま

映画「天気の子」の感想

大ヒットアニメ映画「君の名は。」の新海誠監督の新しい映画「天気の子」をDVDで観た。 そもそもこのアニメの対象年齢はどれくらいを想定しているのだろうかと思ったが、10代の若者が主人公だからティーンエイジャーは当然ターゲットだろうけど、20代、30代でも問題なく、僕みたいなミドルなおっさんが見るとどうなのかと。 前作「君の名は。」はかなり人よりも遅れて観たが、僕みたいなおっさんが観ても「なるほどさすがに面白かった」という感想だった。 今回の「天気の子」はまったく予備知識無

「グリーンブック」レンタルで観た。

面白そうな内容だったので映画館でも観たが、トニーリップのハチャメチャでデタラメな性格が面白くてもう一度観たくなったのでレンタルして2回目を観た。 天才黒人ピアニストのドクターシャーリーと粗雑なイタリア系白人運転手兼用心棒のトニーリップのまさに正反対コンビでのコンサートツアー道中の物語。 兎に角二人の正反対ぶりが面白い。真面目に気高く生きているシャーリーはトニーリップの考えや行動に理解ができず衝突も多いが、次第にお互いは理解をしてゆく。 シャーリーはシャーリーで常識外れな行

コンサートの緊張感が伝わる。~映画「蜜蜂と遠雷」~

11月に劇場で観た映画です。 恩田陸原作の小説を映画化したもの。 出演は松岡茉優、松阪桃李、森崎ウィン、鈴木央士らがピアノコンクールで競う。 ピアノやクラシックには疎いし、出演者も松阪桃李以外はあまり知らない。 きっかけは、ただネットの評価が良かっただけなのですが、結果的に映画は面白かった。 4人が主人公ともいえるが、一番は松岡茉優が演じる復活を目指す栄伝亜夜であろう。社会人でありながらピアニストを目指す高島明石約の松坂桃李、優勝候補で人気も高いマサル役の森崎ウィン、謎