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7月第4週〜新日本海フェリー〜

群馬から新潟へ

 せっかくの夏休み、18きっぷシーズンに新幹線に乗るのが嫌で夏は大概在来線や船で移動している。この日も例に漏れず在来線で新潟まで移動しその後新日本海フェリーに乗船、最終的には祖母の家がある大阪まで移動することになった。群馬と新潟は近いような気がするのだが意外と時間がかかる関係で5時台に起床した。
 乗り慣れた列車なので特に何も無くごとごと移動する。水上で4両から2両となりとても混雑したが大体が土合駅で降りていって一気にがらんとした。涼しいホームは夏にぴったりなのだろう。

よく見る画

昼食

 無事に到着した新潟駅ではお店に入り、ランチでシラス桜えびいくらの丼と冷たいお蕎麦のセットを頼んだ。海鮮が好きなのは昔からだが蕎麦を好んで食べるようになったのは割と最近の話である。元々冷たいものでも温かいものでもうどんが好きだったのだが福井県で冷たい蕎麦を食べて以来、その出汁の絡まり方と食べやすさから蕎麦が好きになったのだ。今回もうどんの選択肢があったのだが蕎麦を選ぶ。のりが入っているのかいつもの蕎麦とは異なる風味がとても良かった。

和食のランチセット

新日本海フェリー らいらっく

 船内で購入すると割高となってしまう食料を近くのスーパーで事前調達して待合室へ行く。この日は日曜日だったのでnoteを書いて待つことにした。ちょうどオリンピック期間だったので他の乗客はテレビの前に集まってソワソワしながら見ていた。サッカーの試合だったのかシュートが入る度に盛り上がっており一体感が心地よかった。
 乗船したらまずはお風呂に入りにいく。この動きは物心つく前からの私の乗船ルーティンである。出港するまでがとても早いので港から出ていく様子を湯船から眺めてぼーっとすることができた。お風呂から上がると入る前には開いていたはずの売店が閉まっていて驚いた。後から調べると一日に数回、1時間ずつくらいしか開かないらしい。売店でしか御船印が購入出来ないので開くまで時間つぶしを兼ねて夕食を食べることにした。海を見ながらのご飯はとても美味しいが本当はここのご飯は豪華なのでお金があったらそちらで食べたかった。

絶景は良いおかずになる


 食べ終わってもまだまだ時間があるのでクイズラリーに参加することにする。問題は探したら答えがあるものから3択だが難しいものまであり面白かった。今後解く人へネタバレ無しのヒントを残すならば船は大飯食らいだということになるだろうか。ちなみに全問正解かつ当選ということで絵葉書セットをいただいた。既にこのハガキは各所に送ったので私の手元には残っていない。

複数枚入りが嬉しい絵葉書セット


 クイズラリーを解いて少し経つと売店が開いたという放送が入ったのでそちらへ向かう。お目当ての絵葉書と御船印を購入した。御船印は通常のものと限定の船長のサイン入りがあったのでもちろん後者を選択した。このようなオプションは付加価値としてとても素晴らしい私好みのものである。
 フェリーあるあるの映画上映があるということで大部屋は早く戻りすぎても暇なので見てから寝ることにした。作品は『グリンチ』というクリスマスアニメ映画でナレーションがあるから絵本を読んでいるようであった。船に季節感が無いのはいつものことなので夏にクリスマスを持ち込まれたことには特に言及しない。これもあるあるだと思うのだが最後のクレジットで画面が揺れまくるので酔いかけた。
 寝て起きるとそこはほとんど福井であった。のんびり着替えて朝ごはんは窓の前でカップ麺をもそもそ食べた。フェリーで食べるカップ麺は飯テロを受けないという点で先手必勝、カレー味がオススメである。

新日本海フェリーの仲間とすれ違った

おわりに

 フェリーに乗ると全てがのんびりとして特別なものになる。観光船ももちろん悪くはないがゆったりとした長距離フェリーでの旅が一番好きだ。船に乗ったことが無い人はぜひ一度乗ってほしい。一度乗れば次からも移動の選択肢に入るだろうし、乗れば乗るほど船での移動が大好きになるはずだ。

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