#9【天使のはしご】天然ミストフィルター
はじめに
サイパンに旅行に行った際、ホテルの部屋からビーチに向かう途中、天使のはしごが見られたので、パシャリと撮りました。
ホテルの部屋は冷房がガンガンに効いており21℃程度、外は28℃程度だったと思います。
その寒暖差によってレンズフィルターが結露で曇っており、天然のミストフィルターが装着された状態で撮影できました。曇りを取った状態でも撮影しましたので、比較していきたいと思います。
(以下、本投稿でのミストフィルターは天然のミストフィルターのことを指します)
天使のはしごとは
比較の前に、天使のはしごは薄明光線という物理現象のようです。
Wikipediaによると、下記のように記載されています。
撮って出し
ミストフィルターあり
ミストフィルターありは光が拡散され、シャドウが持ち上がり、コントラストが低く撮影されておりました。また、ミストの影響からか(?)粒状感も感じられました。
ミストフィルターなし
ミストフィルターがないことで、解像感は上がり彩度も上がっているように感じます。
また、レンズフィルター内に発生した曇り(結露)を取り除く際に、フィルターを外したのですが、その時にズームリングを回してしまったようで、画角が変わっておりますね…
人を待たせており急いでいたためか、全く気づきませんでした;;
RAW現像
撮って出しの写真も雰囲気が出ていてよかったですが、RAWでも保存していたので、現像してみました。
ミストフィルターあり
ミストフィルターありは、先ほど言ったように、光が拡散され、シャドウが持ち上がり、コントラストが低く、ミストの影響からか(?)粒状感も感じられたので、彩度は抑えつつフィルムライクに現像しました。
ミストフィルターなし
一方、ミストフィルターなしは、ありの場合より解像感と彩度が高めなので、曇天の空と天使のはしごの暖かさが際立つように現像しました。
さいごに
思わぬところで天然のミストフィルターを使用することになりましたが、撮ってっだしの写真にフィルムっぽさを感じ、新たな世界に一歩踏み出した(踏み外した?)感じがしました。
こんな体験をしてしまっては、ブラックミストフィルターやホワイトミストフィルターのような光学的なミストフィルターも使用してみたくなってしまいますね…
また、現像していく中で、天使のはしごの奥に船が写っており、撮影している時には気づかなかった発見もすることができました。
自分の写真をよく見返す機会にもなるので、RAW現像もまた写真の楽しみ方の一つだなと実感できました。
これからも撮って出しで作りこむのもRAW現像で作りこむのもどちらも楽しんでいきたいです。
では、また。