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この世でいちばんわかりやすいiPhoneアプリ開発のおはなし【辞書を学ぶ】

配列について知っておくと、このページの理解が深まります。配列については、こちらのページで説明しています。

キーと値のコレクション

辞書 は、配列と似たコレクション系のデータ型です。 整数のInt型や文字列のString型と同様に、Dictionary構造体としてSwift標準ライブラリに定義されています。

辞書の要素は キー と 値 がひと組みになったペアで、「キー・値ペア」とも呼ばれます。 キーと値はコロン記号:で結びつきます。

["APPL": 124.97]

上のコードは、「Apple社の株式」を示す辞書のリテラルです。 この場合、キーは「銘柄名を示す文字列」で、値は「株価を示す少数点数」です。

辞書の要素もカンマ記号,を使って、並べることができます。

["GOOG": 2261.97, "AMZN": 3161.47, "FB": 305.26, "APPL": 124.97]

上のコードは、株式の辞書に「グーグル社、アマゾン社、フェイスブック社」を追加したものです。 どの要素も「キーと値のペア」で構成されています。

配列と同様に、辞書データも定数および変数に設定できます。

var stocks = ["GOOG": 2261.97, "AMZN": 3161.47, "FB": 305.26, "APPL": 124.97]

型を明示する

型を明示することもできます。

// Type parameters
var stocks: Dictinary<String: Double> = ["GOOG": 2261.97, "AMZN": 3161.47, "

上のコードは、型パラメータの形式で「辞書の型」を明示しています。

// Syntax sugar
var stocks: [String: Double] = ["GOOG": 2261.97, "AMZN": 3161.47, "FB": 305.26, "APPL": 124.97]
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シンタックス・シュガーで表記すると、より短く直感的になります。 対照的に、型パラメータで表記すると、冗長な印象はありますが「型として、辞書に文字列と少数点数を指定した」ことを表現できます。

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