今津新之助

プロジェクト・デザイナー|ソーシャルワーカー|コーチ。大阪出身。沖縄在住。興味関心は、…

今津新之助

プロジェクト・デザイナー|ソーシャルワーカー|コーチ。大阪出身。沖縄在住。興味関心は、人の可能性の開花、局面展開、領域横断や結びつけること。SOCIAL WORKERS LABディレクター、FACE to FUKUSHI理事、一級建築士事務所STUDIOMONAKA取締役など。

最近の記事

210718-0724 仕事でも、神社参拝でも、美術鑑賞でも、何をやっていても、同じところに戻っていく。

退院して2ヶ月半が経った。声も出るようになり、体力も戻ってきている。 元気になったのは幸いなことだが、そのエネルギーの向け先を求めて、つい余計な動きをとってしまう。知らぬうちに流されている。喉元過ぎればってやつで、死にかけても学習できないのだから自分でも難儀なヤツだと思う。 しかし、元の木阿弥は勘弁。元の道が行き詰まっていることは、どこかしら分かっている。踏みとどまろう。外に向かおうとする自らに自覚的になろう。身体や内面に意識を向け、聞こえる声に耳を傾けよう。大切なものご

    • 210608-210621 ある裁判記録から

      先日、自分が障害手帳をもち、障害年金を受給していた可能性があったと知った。20数年前、ぼくは障害認定をされていたかもしれなかった。 ぼくは「障害者」として生きていたのかもしれない。その人生を想像するのは難しいが、きっと今とは違った「ぼく」を生きることになっていたと思う。 ぼくは大阪の池田市で生まれ、約30年前に1型糖尿病を発症している。 大阪の実家には、幼少時に糖尿病(小児糖尿病とも言うが、正式には1型糖尿病)を発症した、その当事者と親の集まりが発行する会報誌が届く。先

      • come back! OUR WORLD_続々編

        こんにちは。今津です。みなさん、元気ですか。 おかげさまで、だいぶん元気になりました。 明日8日土曜の午前中で、退院決まりました。 まだまだ身体は重たいですし、脳も身体もすこぶる調子悪いですが。 いまだにろくに声も出ません。それでも、早く出たい。 昨日と比べると、今日は少しインプットが進むようになった気がします。 4月25日に死にかけて、29日に戻ってきた話。 2日連続で書きました。 いろんな人が読んでくださっているなかで、 あ、そんなふうに解釈をされてしまうんだな、と

        • come back! OUR WORLD_続編

          死にかけて、戻ってきたことを書いた。 詳細は、よければ、こちらを読んでほしい。 今日は、その続きを書いておきたい。 あれは、どうやら夢じゃなかった。 現実にぼくは、ICUにいて、 息はヒューヒューとすごい音をしていたらしい。 研修医と話したが、聞いたことがないぐらいの音をしてましたって。 もう戻ってきたので、笑い話だけど。 ホントに一線を越えてもうてたな、、、 気管挿管で気道を確保。 それに人工呼吸器。 やるだけのことはやってもらっていた。 あとは、ぼくが戻ってくるのを

        210718-0724 仕事でも、神社参拝でも、美術鑑賞でも、何をやっていても、同じところに戻っていく。

          come back! OUR WORLD

          死にかけました。 戻ってきました。 もうだいじょうぶ。 今も、京都市内の総合病院にいます。 よくわからんのですが、多分、 今週末か来週早々には退院できるのではないかと思います。 4月25日から29日まで、 いわゆる集中治療室(ICU)。 気管挿入・人工呼吸器を装着。 4月25日日曜にロング会議があるってことで、 前日24日に京都入り。久しぶりの出張。 ここ最近、喘息症状が酷くなることが多く、 今回もそれほど調子は思わしくない。 出張も減らして、かなりケアしているんです

          come back! OUR WORLD

          読んだ:脱「いい子」のソーシャルワーク

          この3月に現代書館から出た『脱「いい子」のソーシャルワーク』を読んだ。社会福祉学者の竹端寛さんほか4名の方が著者。竹端さんとは、SWLABで「DoingからBeingへ」をご一緒させていただいているのだけど、このタイトル自体が、竹端さんとの対話のなかから生まれたもの(竹端さんからの提案)。 今日は、オンラインで出版記念のイベントがあって、そこに参加したのだけども、それを聞きながら、ぼくがここから何を感じとっているのかを書いてみた。 対人支援職としての姿勢についての視点・視

          読んだ:脱「いい子」のソーシャルワーク

          20年11月。潮目が変わった気がする。

          なんだか潮目が変わったような気がしてます。最近は、SOCIAL WORKERS LABを中心に、さまざまな人とご一緒させていただいています。少しあわただしい感じがする。 SWLABで最近リリースしている、ジャーナリストでありスロージャーナリズムを推進している野澤和弘さん、社会福祉学と福祉社会学との「あいだ」を生きる産婆術的学者である竹端寛さんの連続講座は、ぼく自身もソーシャルワーカーを学ぶ機会となっています。ご興味ある会に、ぜひご参加いただければ幸いです。 スロージャーナ

          20年11月。潮目が変わった気がする。

          明日10月28日から自主ゼミを開講。DoingからBeingへ。社会福祉学者とともに歩む旅がはじまる。

          この道を行けばどうなるものか。 ぼく自身、ちょっとよくわからないのである、どうなっていくのか、どうなっているのか。 しかし、とにかく物事はカタチになるときにはなるもののようで、あっという間に企画は固まり、協力者を得て、明日10月28日水曜から来年3月までの全10回の自主ゼミ企画「DoingからBeingへ」がはじまる。主催はSOCIAL WORKERS LAB。ぼくはSWLABディレクターとして、福祉社会学者の竹端寛さんとともにホストを務める。https://social

          明日10月28日から自主ゼミを開講。DoingからBeingへ。社会福祉学者とともに歩む旅がはじまる。

          スロージャーナリズム講座 MOVEON2020、10月14日に始まります。

          「スロージャーナリズム講座 MOVEON2020」が、明日10月14日からスタートする。 野澤和弘さんから企画構想を聞いたのが9月11日。ソーシャルワーカーズラボとしてぜひご一緒できればと思い、その日の夜にdesignとの田中悠介くんに相談。野澤さんがあたためてきた「スロージャーナリズム」をタイトルに冠した骨太のゲスト陣による連続講座 MOVE ON が生まれた。生まれるときには生まれるものだ。あっという間の1ヶ月。10月に入ってからリリースしたが、大好評をいただき、100

          スロージャーナリズム講座 MOVEON2020、10月14日に始まります。

          10月7日、社会福祉学者・竹端寛氏は、すごかった。これからご一緒できるのが楽しみだ。

          お騒がせしました10月7日の社会福祉学者・竹端寛氏との対談イベントのご報告。 竹端さんの「Lead the Self」から始まったダイアログは、政策形成プロセスや、機械論的パラダイムから生命論的パラダイムなどの話にも展開しながら、最後の場面ではともに活動している大学生3名が登場してのダイアログとなり、あっという間の90分。 竹端さんのあまりの賢者っぷりに、今津はついていくのがやっと。意識が途中で跳んだりもしながらも(すみません)、竹端さんと皆さんのおかげさまで、最後までい

          10月7日、社会福祉学者・竹端寛氏は、すごかった。これからご一緒できるのが楽しみだ。

          10月7日。ここまできたら、キヨミズから跳ぶしかない。

          いやはや。タイトルが仰々しいかもしれませんが、正直、そんな感じなのです。 先日お伝えした通り、福祉の世界に関わるようになって随分と経ち、昨年からは「SOCIAL WORKERS LAB」というプロジェクトをやっているわけですが、来る10月7日夜20時から、社会福祉学者の竹端寛さんと対談をやらせていただきます。(詳細はこちら) 竹端さんとは約3年前にオープン・ダイアログを機に知り合い、念願の初コラボレーション(とってもうれしい)。今、ドキドキしながら名著『枠組み外しの旅ー 

          10月7日。ここまできたら、キヨミズから跳ぶしかない。

          10月1日。社会をデザインする建築家集団「STUDIO MONAKA」に合流。

          10月1日付で、社会をデザインする建築家集団「STUDIOMONAKA」に合流することになった。 ぼくが経営していた会社のオフィスリノベーションを手がけてくれた空間デザイナー・伊佐直哉氏に紹介してもらって、京都でのリノベーション・プロジェクトでMONAKAとご一緒したのが約3年前。 踏み込みの深さ、スピード感、そして抜群の安定感に感動したことは今でもよく憶えている。クライアントの評価がS級だったのは言うまでもない。 もちろんぼくは、MONAKAの共同代表である岡山・森田

          10月1日。社会をデザインする建築家集団「STUDIO MONAKA」に合流。

          8月9月。大学生がプロジェクトにジョイン。そして思うこと。仲間との関わりが生み出してくれる豊かさ。

          こんにちは。今津新之助です。 ここ最近、シビれる感覚を味わっている。今日はここに至るまでのプロセスも含めて書き残しておきたいと思う。 最近は、社会福祉に関わるお仕事をずいぶん幅広にやらせてもらっているが、その起点は、2014年から理事を務めるFACE to FUKUSHI(通称 F2F)。 F2Fでは、いわゆる福祉業界と大学生とを結びつける就職フェアやインターンシップを企画している。河内崇典と大原裕介の共同代表がビジョナリーで、ぼくはそれを畳む役割をやってきたと言えるか

          8月9月。大学生がプロジェクトにジョイン。そして思うこと。仲間との関わりが生み出してくれる豊かさ。

          近況共有と、新たなチャレンジについて

          こんにちは。今津新之助です。 いかがお過ごしですか。 新型コロナウィルスは、ぼくの生活にも大きな変化をもたらしています。 全国各地の現場を飛び回っていた出張生活から、オンラインのみの在宅生活になりました。それに伴って、高齢の両親や妻子との家族関係も変化しました。これから3年間は、対面では人に会えないという前提で自らの「これまでの当たり前」を見直しています。 糖尿病や喘息もちのぼくにとって、新型コロナウィルスは自らの生命を脅かすおそるべきものであると同時に、自らのあり方

          近況共有と、新たなチャレンジについて

          本日開店。ひとつが終わって、新たに始まった。店をはじめたことで、新たな出会いが生まれ、豊かな場が生まれでる気配を感じる。

          本日、2020年2月1日の朝10時、北海道の米と汁「U-gohan」が開店した。東京は青空が晴れ晴れと広がっている。開店日和だ。 朝一番、開店直後の10時過ぎに来てくれたのは、東京大学の学生。階段をのぼり、お店に歩いて向かってくる。うれしい。わざわざU-gohanを目指して来てくれたのだから。店のエプロンもつけていないが、思わず声をかけてしまう。朝の時間帯のみ提供している「お茶漬け」をご注文いただく。記念すべき最初のご来客、ご注文。 その後も、ユナイテッドピープルの関根健

          本日開店。ひとつが終わって、新たに始まった。店をはじめたことで、新たな出会いが生まれ、豊かな場が生まれでる気配を感じる。

          1月が終わった。そして明日10時、グランドオープン。

          8月下旬から約5ヶ月、息つく間もなく走り続けてきた。北海道の米と汁「U-gohan」東大正門。店舗立上げに向けて、ひたすらエネルギーを注いできた。 ひょんな流れからプロジェクトの責任者となり、旧くからの仲間にヘルプを求めた。睡眠時間が減り、緊張状態が続いた。10月末には落ち着くかと思い、9・10の2ヶ月はひたすら猛ダッシュ。しかし読みが甘く、まったく落ち着かない。心身のバランスは明らかに崩れ始めていたが、もちろん立ち止まるわけにはいかないし、そのつもりもない。まずは、自らが

          1月が終わった。そして明日10時、グランドオープン。