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神社とお寺ってさ。

神社とお寺の違いって、知ってるようで知らないんだよね。

日本人は、神社とお寺の両方にお参りに行くけど、違いとか、それぞれの目的をあまり深く考えずに訪問する人がたくさんいるのが現実。

私もその一人で、何となく、お正月になると家族で神社もしくは、お寺に行って手を合わせたり、お賽銭を入れたり、おみくじを引いたりしている。

クリスマスでは、サンタクロースからのプレゼントを期待したり、ケーキを買って、ロウソクを灯して、「メリークリスマス!」とパーティをしてる。

でも、お正月は「日本人」に徹して、袴や着物を来て、初詣に出掛ける人が多いよね。

やっぱ、よくわからないことばっかりだよ。

だから、ざっくりと違いについて比較してみたんさ。


【目的によって、どちらに行くか違うらしい】

神社は、「初詣」、「七五三」、「結婚式」、「厄除け」
お寺は、「初詣」、「お葬式」などを目的に行く。


【祀(まつ)っている対象が違う】

神社とお寺とでは、祀っている対象がそれぞれ違うんだよ。

神社は、神様を祀ってる。

神様っていうのは、昔は山とか木とか岩などの自然の中にあるもの「自然物」を「神」としていた。その他に、雨、雷、火、風などの「自然現象」も「神」の権現(ごんげん)にしていた。

日本が自国の宗教として唯一認めた「神道(しんとう)」が八百万(やおろず)の神々、神様や自然を祀ったのが、神社っていうんだよ。

おまけだけど、動物や植物、剣や鏡などもその対象だったんだって。


それに対して、お寺は仏様を祀っている。それが「仏教」。仏像などを祀っているところがお寺ということ。


【お参り(参拝)の仕方が違う】

神社とお寺とでは、参拝の仕方が少し違うところがあります。

参拝の仕方はこちらを参照 ↓
https://shrinesandtemples.com/1/


神社は、「二礼二拍手一礼( 二拝二拍手一拝)」。でも、すべての神社がこの方法ではなく、地域によっては作法がちがう神社もあるんだって。


代表的なのは、かの有名な「出雲大社」。

出雲大社は「二拝四拍手一拝」となる。

拝殿(参拝をする建物)に看板などで表示しているところが多いので、確認してから行うようにするとばっちり。


それに対して、
お寺は、胸の前で手を合わせ(合掌)する。そして、一度だけ深く頭を下げる。「合掌礼拝」って言うんだね。


【共通点の多い理由】

神社とお寺には、たくさんの共通点がある。それには、理由がある。

神道は、日本古来の自然崇拝の思想なんだけど、奈良時代に聖武天皇が中国の百済(今の朝鮮半島)から仏教(大乗仏教)を取り入れ、「神仏習合」の考えが生まれた。


「神仏習合」については、こちらを参照 ↓
https://shrinesandtemples.com/587/

つまり、神様と仏様は同じであるという考え方(本地垂迹)があって、民を救うために仏様が神様に姿を変えているという考えがあった。

「神仏習合」が進む代表的な建造物として、聖武天皇が建てた東大寺盧舎那仏(るしゃなぶつ)像「奈良の大仏」がある。

この時代は、神社の中にお寺を建てることがあって、それが現在も残っているところがたくさんあるんだよ。

江戸時代に建てられたものなんだけど、世界遺産に指定されている日光東照宮という神社には、境内の中に本地堂(薬師堂)というお寺がある。

【こんなものが、共通点】

手水舎(ちょうずや)→ https://shrinesandtemples.com/247/

鳥居(とりい) → https://shrinesandtemples.com/436/

おみくじ → https://shrinesandtemples.com/335/

御朱印(ごしゅいん) → https://shrinesandtemples.com/134/

さっきも話したけど、初詣(はつもうで)も日本人は行くよね。


只今、神社とお寺について勉強中。
日本人はもとより、海外の人たちに日本の伝統と文化を知ってもらうためにブログ書いてます。
良かったら、遊びに来てね。
https://shrinesandtemples.com/


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