見出し画像

海外保険に加入

海外留学で気になることといえば治療や医療費です。

アメリカって医療費高いですよね。診察料で$200、救急車も$300~$500、手術なんかしたら$10000(百万円)も超えるとかなんとか。

アメリカでの盲腸/虫垂炎手術の最高費用は最高512万円!!

誰しも一寸先は闇、明日は何が起こるかわからず、曲がり角でハードラックとダンスしてしまうかもしれません(交通事故)
備えあれば患いなしとも言いますし、保険に加入しました!

今回は
① 航空チケットとセットで加入できる海外旅行傷害保険
② アメリカでJ1ビザホルダーが加入必須である保険

① 航空チケットとセットで加入できる海外旅行保険

渡航に際してはエアトリを利用しました。

エアトリの保険は航空券を購入するとメールで案内がきて、出発当日まで加入が可能です。(出発時間によっては当日負荷なため、前日までの加入が推奨)

チューリッヒ保険会社によって提供される保険であり、いくつかタイプがありましたが、最もスタンダートなものを選択しました。

ここで一度落ち着いて、契約書をよーく読むと、、、注意書きに

【感染症危険情報レベル3以上に該当する国・地域への渡航の場合は、保険対象外になる可能性があります】

外務省HPによると新型コロナウィルスのパンデミックにより、
アメリカの危険度レベルは[3]

これはまずいと思い、コールセンターで問い合わせたところ、新型コロナウィルスの場合は契約上で特に問題ないとのことで安心しました。

新型コロナウィルスの自主隔離をすることも考慮し、2週間契約することに(費用は9,200円)。

蓋を開けてみれば、特に飛行機の問題もなく、2週間の自主隔離中も健康上の問題はありませんでした。
ある意味「安心」を購入した感じですね。

② アメリカでJ1ビザホルダーが加入必須である保険

留学経験のある先生に、「アメリカでは保険加入が必要だから慎重に選んでね」との渡米前にアドバイスをもらっていました。

その時は、「へーそうなんかー」程度に思ってましたが、事前学習が足らなかったので行ってちゃんと調べてみたところ

【渡航者は保険加入が必須であり、アメリカに到着してから30日以内に保険加入しない場合、ビザが強制的に終了する】

加えて、加入する保険の条件も大学や期間によって異なるらしく、
僕の所属するMGHの条件は

・Medical benefits of at least $100,000 for each accident or illness
・Deductible no more than $500 per injury or illness
・Co-payment no more than 25% per accident or illness
・Coverage for activities normal to working in a hospital
・Medical evacuation in case of serious accident or illness in the amount of
$50,000
・Repatriation of bodily remains in the amount of
$25,000

↓↓↓↓↓↓(日本語訳)↓↓↓↓↓↓

・医療費:$100,000/1事故・1疾病以上
・免責金額:$500/1事故・1疾病以内
・自己負担割合:25%以内
・病院での通常業務に起因するリスク:カバーすること
・緊急避難や帰国費用:$50,000
・遺体の母国への搬送:$25,000

これらの条件をカバーしていないとまずいらしく、日本で迂闊に保険に加入してくると支払い損になるみたいです。

非常に焦りました、ラボの方からも、「保険入った?まだ?やばいよ!」とめちゃくちゃ確認されました。

しかし、もともと保険に詳しいわけでもなく、保険プランは英語でややこしく、免責とかなんじゃ!と、調べるのも非常に骨が折れました。

保険の選定にはJビザ用民間保険ダイジェストが非常に役に立ちました。

このHPでは、Jビザホルダーの基本的な条件にある保険を提供する民間会社を列挙しており、非常に助かりました。

今回は民間の保険を選びましたが、MGHの職員で年間$10,000以上の給料をもらっている場合は、Mass General Brighamの職員用健康保険(Partners Plus or Partners Select)のいずれかに加入できるようです。

しかし、値段は$200~300/月で年間だと約20~30万円くらいとやや高い。

色々なHPにいき、メールを送り吟味した結果、
Seven CornersLiaison Studentを半年間の$889(約9万円)で契約。

めちゃくちゃ契約書を読んだんですが、「病院勤務でのリスクをカバー」の条件をクリアしているかよく分からなかったので、お問い合わせフォームから直接メールして条件をカバーするか確認してもらった結果、返答は即時にきて「全部カバーしてるよ」とあり安心しました。

MGHからも「加入保険は条件的に問題ない」とのメールをもらい安心しました。

まとめ

アメリカの保険では、歯科治療と妊婦に関してカバーしていない場合もあるのでそこには注意が必要です。
Co-insurance、Co-pay、Deductibleなどの単語もなかなかなれない言葉、特に博士号を取りたての大学院卒業すぐでぴちぴちの社会人だと保険に詳しくないので事前に調査することが重要です。
一番は同じラボ来ているポスドクに聞くといいでしょう。

まぁこの未曽有の事態でそうもいかなかったわけですが!(笑)


こうして渡航前と渡航後の保険加入を行ったわけですが、やはり思うのは以下の一言に尽きます。



日本の国民皆保険制度サイコー!!


健康第一!
では!
(^▽^)ノシ


追伸
聞きなれない保険用語の説明(違ったらごめんなさい)

Co-insurance:かかった治療費を保険会社と分け合えば仲良しする比率
ex) 保:己=100/0だと治療費1万円なら保険会社がすべて払ってくれる
   保:己=80/20だと治療費1万円なら自分が2,000円払ってあとは保険会社

Co-pay:診察や治療受ける際に毎回払う一定のお金
ex) Co-pay $10とあれば、診察や治療の際に毎回$10は払う

Deductible:免責費用であり、この額を払うとそれ以上の治療費は保険会社が払ってくれる。保険を開始するための最低額。
ex) Deductible $100だと1万円はまず自分で払う、払ったらそれ以後は保険会社がカバー。$100でもし治療費が$50だとすべて自腹。
*この額を低く設定すると保険料が高くなる。期間で設定されてる場合と疾病/事故ごとに設定されている場合がある。

以下のHPがその他も用語も解説してくれていて便利



研究生活の糧にさせていただきます。