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広辞苑を読む。28

クーポンの期限が切れるのでブックオフに行ったら、100円コーナーの岩波文庫が充実していてホクホクしています。
そんな岩波書店から出ている広辞苑を、今日も読んでいこうじゃん。



易徃而無人いおうにむにん】[無量寿経]阿弥陀仏の本願をたのむ者は極楽に往生することは易いが、真実の信心の人は稀であるから、実際には極楽往生を遂げる人がないということ。

世知辛い。。。 そういう人もを救ってくれるのが阿弥陀如来ではなかったのか!?

五百万いおよろず】非常に数が多いこと。
八百のやおに対して五百のいお。初めて聞いた。

【庵点】箇条書の文書・和歌・連歌・謡物などの右肩に加える「へ」「〽︎」の形の記号。検閲の印や良しという印にした。
勝手に「やま」って呼んでた。

【烏賊】頭足類の蛸形亜種のうちタコ類を除く海生軟体動物(十碗類)の総称。体は円筒形または袋状で五対の腕が口の周辺にある。四対は全長にわたって口側に多くの吸盤を具える。一対の触腕は非常に長く、先端だけに吸盤があり、伸ばして餌をつかむ。
図版がめちゃくちゃ解剖学的に描かれている。固有種じゃなくて総称だからか。

【いがいが】(赤子の泣く声の擬声語)おぎゃあおぎゃあ。「いかいか」とも。
昔の赤ちゃんはイガイガしてたんですね。

【異化効果】(Verfremdungselffekt ドイツ)演劇で、現実を批判的に対象化し、見慣れた事物をも、初めて見たように異様に感じさせ、その本質を観客に覚らせる効果。また、そういう手法。
あえて突き放すみたいな感じだろうか。

【烏賊刺し】「イカの刺身」の略。
恥ずかしながら少し前まで「イカを串刺しして焼く」ことかと思っていた。その理屈だと馬刺しがとんでもないことになってしまう。

如何様物いかさまもの】いかにもそうだと思わせるように似せた品。まやかしもの。にせもの。
反語的な使いかたなんだな。

【厳つい】いかめしい。きびしい。ごつい。
なんかちょっと違うニュアンスで使っている人に出会ったことがある。

ジャルジャルかー。


【怒りをこめてふり返れ】(Look Back in Anger)Jオズボーンの戯曲。一九五六年初演。既成社会への怒りといらだちを描き、共感した世代は「怒れる若者たち」と呼ばれた。

藤本タツキの「ルックバック」の(おそらく)元ネタであるオアシスの“Don’t Look Back in Anger”の元ネタ(かもしれない)ボウイの“Look Back in Anger”の元ネタかもしれない。

【衣冠束帯】最高の正装である「束帯」とそれに次ぐ正装である「衣冠」とを合わせた語。公家の正装をいう。
どこかで聞いたことはある。平安時代をイメージしたとき出てくるあの感じ。



今日は首を労わりながら読もうと思ったけれど、キーボード打ちながら読んでるとめっちゃ猫背になるし、首も曲げてしまう。もっと姿勢が楽になる方法を模索したい。

次回はP139【尉官】から。

昔々、あるところに読書ばかりしている若者がおりました。彼は自分の居場所の無さを嘆き、毎日のように家を出ては図書館に向かいます。そうして1日1日をやり過ごしているのです。 ある日、彼が座って読書している向かいに、一人の老人がやってきました。老人は彼の手にした本をチラッと見て、そのま