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19.古い小屋の古いランプ(米川さんの絵本)

ランプに火を灯すと
温かい光が部屋を明るくする。
淡いオレンジ色の光。
心をほっとさせる。

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解説

小屋を建てた頃は古いランプしかありませんでした。
この光で食事をし、読書し、お客さんと話をし、夜更けまで山の歌を歌ったり。
小屋を建てた頃は、灯りはローソクかランプだけでした。そのうちランプの宿として有名になって。
かなりランプを使っていました。

ランプはランプで風情あったのですが、手間がかかりました。
灯油そそいで、ススが付くから毎日全部のランプのお掃除。そのうち宿泊客がだんだん多くなってきて。
正利さん:そう、ローソクからランプの火になった時ははじめは明るすぎるような感じ。でもランプも綺麗でしたよ。小屋が綺麗に輝いているようで。でもみんな触るのね。危なくて。
啓子さん:そうそう、危ないのよね。上のほうを持ったり、ガチャンと落としたりして。正利さんが「触るな」ってよく怒鳴った事もあったわね。
正利さん啓子さん:ランプもとてもよかったんですけれどね、危ないから。
そのうち発電機がはいって電気に変えました。現在は電気となっています。

ランプと聞くとsaitouなどはイメージだけで昔のランプの宿とか素敵だったのだろうな、とお話今まで聞いていましたが、実際に生活をしてお客様を泊めていらっしゃる側からすると大変だったことを改めて知りました。

さて次回は遭難、です。遭難とか忘れえぬ人とか続きますが、貴重なお話であり、重要なお話も絵本作成経緯のなかでお聞きしております。
絵本として説明文の補足としてつけてよいのか、何か違う方法で安全登山について書いたほうがよいか迷っていますが、どうぞ皆様、四季を通じて安全を心がけ登山をお楽しみください。

おはなし絵:Yonekawa Masatoshi
共著:Yonekawa Keiko , Saitou

※この記事は米川さんの絵本proofreadマガジンに掲載中です


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