スクリーンショット_2019-05-15_2

言葉のボリュームに敏感になって会話してみる

前回は自分の気分に敏感になってみました。
今回は言葉のボリュームについて敏感になってもらいます。
どんどん敏感になっていきますので、頑張って感度をアゲていきましょう。

言葉のボリュームとは

これは単純明快ですね。
話している言葉の数、言葉の密度、そして話している時間です。
これらの関係性が会話の質を決めています。
それを一言で言葉のボリュームと表現しているわけです。
結論から言うと、言葉の数を少なく、密度の高い言葉で、短時間で伝える。
これを意識すると良い感じの会話になるという話です。

言葉の数

先ず、言葉の数が少ないに越したことはありません。
言葉の数が多くなる時は話が具体的な時です。
話が具体的な時は必要ですが、会話全体から見ると具体性は低いほうが好ましいですね。
時は金なり。
同じことを伝えるならば手短な方が良いのは明らかでしょう。

ただ、話をしたい側からすると話してナンボです。
言葉の数だけストレスの発散になる人にとっては具体的だろうが抽象的だろうが関係ありません。
しゃべくり欲に任せてしゃべるのが良いでしょう。
ただ、ストレスの発散になっている時は、聞いている人はストレスの捌け口になってしまいます。
言葉の数だけストレスになるので、前回の記事を参考にして自分の気分を大切にして下さいませ。

言葉の密度

言葉の密度は、上述した言葉の数を減らすことで高まります。
単純に減らすのではなく、必要な情報を必要なだけ詰め込むことが重要。

例えば言葉数が多くて、言葉の密度が低い時。
そんな時は"1"を伝えるために"10"の話をして"100"の時間を使います。
逆に言葉数が少なくて、言葉の密度が高い時。
そんな時は"1"を伝えるために"3"の話をして"30"の時間を使います。

この"10"と"3"の違いが密度の違いになるということです。
"1"を端的に伝えるために、選びに選んだ言葉を発する。
"10"の具体的な話から必要な要素を抽出する。
そうすることで抽象度の高い、密度の高い言葉が出来上がります。

なるべく話を端的にすることで、言葉の密度がギュッと高まります。
意識していればどんどん高くなるので、訓練をオススメします。
抽象度の高い会話ができるのは一つの社交スキル。
できるに越したことはありませんし、メリットしかありません。

話している時間

数字で例えた"100"と"30"の違いです。
単位を分にしたら70分の差が出ます。
たかが70分、されど70分。
メメントモリ精神のある方ならば、されど70分と感じることでしょう。
椎名林檎も月に負け犬で唄ってました。

「あ〜した〜くたばるかも〜しれな〜い♪」

そんな限られた時間。
限られた命。
Time is not Money; it is Life itself and is Limited.
だからこそ密度の高い言葉で会話をしたい。
そんな風に思っております。

もちろん。
70分の一見ムダとも思える会話にも価値があります。
具体的な話の中にも生きる上で大切な気づきがあります。
でも、それなりに人生経験を積むと、あんまりないです。
殆どないです。
38歳の僕の個人的な意見ですが。

まとめ

いかがだったでしょうか。
言葉のボリュームに敏感になれそうですか?

「そんなこと考えて話なんかしねぇよ!」

という意見もあるでしょう。
が、しかし。
自分が話す時はさて置き。
話を聞いている時に、相手の言葉のボリュームを気にしてみて下さい。
言葉の数と時間がボリューミィなのか。
はたまた会話の意義がボリューミィなのか。
きっと面白い発見があると思いますよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?