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俳句で、2020年子供の日を刻む

外に出られないという、史上まれなGWでも、季節は確実に移ろい、ここのところの日差しはもう夏を感じさせます。

俳句ワークショップ#02は、そんな2020年5月5日に開催しました。この日は「立夏」。暦の上では、この日から夏に入ります。

3人それぞれの「今」

さあいくぞ幼の一歩若葉風  千華
あいの風子どもの声はうちの中 Keico
風に乗る声なきままに夏に入る  敦

普段なら、もっと町が子供で賑わうはずの子供の日。大人は、そんな子供たちの声や姿から、生き生きとしたエネルギーを受け取る日かもしれません。けれど、今年は静まり返っている。窓の外から聞こえてくるはずの元気な声はない。でも、そこに吹く風は、確実に明るさを増していて、それは希望の色にも感じられる。子供はきっと、家の中で元気に遊び、着々と成長している。

どれもこれも、今年の今日しか読めない、そんな尊い作品です。


次回は、次の節季「小満」を過ぎた頃にしようかな。
※小満:万物の気が満ちて、草木が次第に枝葉を広げていく

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