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【「クッソ委員会」をどうするか?】

夜、家族で食卓を囲んでいるときのこと。
長男が、
「もうっ、明日はサイテー。また臨時委員会があるんだよ。どうせまた何にも決まんないし。やる意味ねーじゃん。あんな『クッソ委員会』」
とぼやいている。

ん?なんか聞き覚えがあるぞ?
あ、そうだ、いつもは隣に座っている夫が、夜に行われる会議が長いだの、決議の仕方がどうだの、ぼやいているんだった。おんなじだ。

長男は、イギリスから帰国後の自主隔離2週間のせいで、新学期の1週間を欠席した。そのため、休校開けに登校したときには所属する委員会は決まっていた。
「生活委員会」という、朝の挨拶運動が主な仕事の委員会だ。

そう思うと、少しかわいそうになる。家の都合で、強いては新型コロナウィルスの影響で、希望しない委員会に配属されてしまったのだから(当初の予定では新学期に間に合うはずだった)。

そこで母、3つの選択肢を提案してみた。
1.希望の委員会でないから変えて欲しいと先生に直談判する。
2.委員会自体を、自分で納得できるやり方に変える。
3.我慢する。

すると、長男、2のやり方を変えるに少々興味を持つ。
「委員会はさあ、前の方でごにゃごにゃやってて、オレら後ろのヤツはみんな死亡しているんだよ」と、この年頃の男子らしい言葉で表現する。

夫が横から
「じゃあさ、キミが委員長になって、さっさと進めちゃえばいいんじゃない?」
「委員長はさぁ、やることが他にもいっぱいあるんだよ(だからなりたくない)。」

母も参戦
「問題なのは、委員会が長い上に何も決まらないことなんでしょ。それをどうするか考えたらいいんじゃない?」
「司会ってヤツがないんだよ。そっか、オレが司会をやれればいいのか。」

お、ついに方向性が見えたな。
せっかちな長男が司会をしたらどうなるか、見物だ。

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