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「酸素マスク」はハングル? 日本語?

U国と日本の往来は、ソウル経由が一番便利で、安いです。そのため韓国の航空会社をときどき、利用します。いつも気になるのは、搭乗して最初に見る、非常事態時の説明ビデオです。私はハングルがまったく分かりませんが、ひとつの単語だけ、いつも聞き取れます。「酸素マスク」です。

今日、U国の別の町の大学で日本語を学んでいる学生の卒業論文発表会を聞きました。その際、韓国語も同じ講座だということで、韓国語の学生の発表も聞いたのですが、そのひとつが、ハングルに入っている漢語の話でした。

その学生は、漢語はすべて中国語から入っている前提で話していたのですが、おそらくそうではないはずで、実際、学生が例に挙げた単語がほとんど日本人にとって馴染みのあるものでした。もしそれがすべて中国語起源であれば、日本人の私には少し違和感のある単語が並ぶはずです。

この問題、近代化以降の日中韓の複雑な事情が絡むと思いますので、簡単にまとめることができないと思うのですが、わかりやすくまとめた記事を見つけました(ただし、ハングルでなく、中国語に入った日本の漢語の話です)。これを読めば、現代までのおおよその流れが分かります。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/69475

「居酒屋」も中国語に入っているんですね。ちょうど、今日の学生のスライドにも「居酒屋」が出ていて、「それは、さすがに日本語起源じゃないかなあ」とツッコんでいたところでした。本当に、言葉っていう現象は複雑ですね。

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