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いま私達たちに出来ること。

医療現場はコロナに関係なく、日々忙しくマンパワー不足のなか、わたし達は走り回っている。


どうしても避けることのできない

『人の死』


こればかりは、看護師を辞めない限りは付き纏う、ちょっと悲しい出来事。


コロナ禍の世の中になって。入院患者さまは以前のように家族など含めて面会が禁止になった。

荷物の受け渡しは事務でやりとりして。余程のことがない限り退院するまで患者に会うことができない。

そのようなシステムになっている事を、皆さまはご存知だろうか?


病院から家族に電話をかけるとしたら、よっぽど急ぎの用事がほとんどだ。

例えば?


『容体が急変しました。早く病院に来てください!』


といったことだ。


わたしの職業は看護師で、今日も仕事で看取りをして送り出したのだが、やはりなんとも言えない思いが込み上げてきて涙が出そうだった。


コロナが流行る前は普通に面会できて、身内ならず親しい人には早い段階で面会【最期の別れ】を促すのだが今のこの現状、面会が制限され急変して意識がない状態で患者に面会する家族を観ると、やはりショックが大きく動揺を隠せないのが見てわかる。


わたし達医療スタッフも、なんと声をかけて良いか分からないし。声の掛け方にも正直迷いがある。


患者本人だけではなく、その家族に対するケアや介入も今まで以上にしていく必要がある!



『マンパワー不足』


とだけ言えば話は何も進まないが、今わたし達に出来ることはないかを今一度考えて、これから先も医療従事者として仕事をしていきたい。


後で、

『あぁしとけば良かった!』


と後悔しないケアが提供できるよう、また明日から仕事に努めたいと思う。


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突発性難聴の後遺症と向き合いながら社会生活をしています。聴力障害あり。趣味のカメラと、わたしの生きたしるしを残しています♪