今だからこそ大切な人へ感謝を伝えることにした
コロナ禍になって、かれこれ3年。
わたしの身内もコロナに罹患して、そのあとを追うように私の母も今年のゴールデンウィークに発症。
職場でクラスターになって、罹患したのだ。
今の時代、誰がなってもおかしくないがやはり後遺症が残ってしまうと辛いものだ。
当の本人が、もっと辛いとは思うが医療従事者である私でさえも母にかける言葉がみつからなかった。
『親は、いつまでも生きてはおらん!』
コロナの後遺症で、味覚・嗅覚障害が残ってしまった母は最近よく、この言葉を言う。
コロナでなくても、そうだけど。
自分がいつ、どうなるかだなんて誰にも分からない。
最悪の場合は、亡くなってしまうことだってある。
当たり前が当たり前ではない。
そう考えさせられた瞬間だった。
わたしの職場でも、コロナのせいで面会できず亡くなってから家族さまとご対面という場面を嫌というほど見てきた。
だから、わたしは思った。
生きている今だからこそ、行動しよう!
あのとき、こうしていたらよかった。
という後悔は、2度としたくはないから。
せっかくだから、日頃お世話になっている方々へ贈り物をすることを思いついた。
今までも、やろうやろうと思っていたがなかなか行動に移すことなく年月がすぎて行った。
母がコロナになって味覚障害になってしまって、かつこんな贈り物はいかがなものかと考えたけれど。
これも、味覚や嗅覚を取り戻すリハビリだと思えば全く意味のないことではないと思った。
そして、わたしも治療方法がない病になって4年が経った。
時間はかかれど、完治しなくともここまで回復したのならば有り難いこと。
きっと、コロナの後遺症もいつか快方に向かうことを願ってご先祖さまにも日頃の感謝を伝えた。
家族と離れて過ごす私にとっては、時々実家に帰ってあげて元気な顔を見せることくらいしかできないけれど。
家族で一緒に過ごす時間の大切さも、コロナを通して再確認することができた。
人は死んだら生き返ることはない。
だからこそ、今。
大切な人との時間を大切にしたいものだ。
この記事が参加している募集
突発性難聴の後遺症と向き合いながら社会生活をしています。聴力障害あり。趣味のカメラと、わたしの生きたしるしを残しています♪